辻井伸行 2009/06/02掲載(Last Update:09/06/09 02:14)
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールのセミ・ファイナルへ出場したピアニストの
辻井伸行が、ファイナルへの進出を決めました!! 同コンクール史上40年ぶりとなる日本人ファイナリストの誕生です。
テキサス州フォート・ワース、5月31日深夜、名門ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールのファイナリスト発表の瞬間。12名が参加したセミ・ファイナルを勝ち抜いてファイナルに進む6名の名前がゆっくりと呼ばれます。3番目に「ノブユキ・ツジイ」がコールされると、ひときわ大きな拍手と歓声が沸き起こりました。
辻井の演奏は予選のスクリーンニング・オーディションから大きな反響を呼び、いまや聴衆もメディアも“辻井フィーバー”の真っ最中。同コンクールが名前を冠する
ヴァン・クライバーン本人も『フォート・ワース・スター・テレグラム』で辻井の演奏について「奇跡としか言いようがない」「まさに神業だ」とコメント。同コンクールは本選の演奏をインターネット上で公開していますが、辻井の演奏は本選参加の29名中トップの11,400ビューを記録しています(『ヒューストン・クロニクル』5月30日調べ)。
ファイナル・ラウンドでの辻井のスケジュールは、
ジェイムズ・コンロン指揮フォート・ワース交響楽団と6月4日に「ショパン:ピアノ協奏曲第1番」、6日に「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番」を演奏し、7日のリサイタルでは「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番《熱情》」「ショパン:子守歌」「リスト:ハンガリー狂詩曲第2番」を演奏します。
結果発表は6月7日午後5時(日本時間8日午前7時)の予定。また続報が入り次第、レポートします!