辻井伸行 2009/06/08掲載(Last Update:09/06/16 16:10)
テキサス州フォート・ワースで行なわれてるヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールにて、6月7日、
辻井伸行(20歳)の優勝が発表されました!! 日本人として同コンクールでの優勝は史上初の快挙、アジア勢としても史上初になります。
ブルガリア1名、イタリア1名、中国2名、韓国1名と辻井の6名が参加した決勝、表彰式で最後に「ノブユキ・ツジイ」がコールされると会場に大きな拍手と歓声が沸き起こりました。辻井は同時にビヴァリー・テイラー・スミス賞(コンクールのために書かれた新曲の最も優れた演奏に対して授与される)も受賞しました。
辻井伸行の演奏は予選のスクリーンニング・オーディションから大きな反響を呼び、同コンクールが名前を冠する
ヴァン・クライバーンも『フォート・ワース・スター・テレグラム』で彼の演奏について「奇跡としか言いようがない」「まさに神業だ」とコメントしています。
6月6日のラフマニノフの協奏曲2番の演奏後はコンクールのオフィシャル・ブログにおいて「このコンクールから出るのは大きな瞬間ばかりだが、これは本当に大きな瞬間だ」と評されました。
優勝した辻井には、賞金2万ドルと金メダル、銀製トロフィーに加え、アメリカ内外における3年間のツアー契約と録音契約が用意されています。
全盲の天才ピニスト、今後の飛躍にますます期待が高まります!