ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで見事優勝を果たした
辻井伸行のアルバム売り上げが、止まることを知らずに伸び続けています!
6月29日付けオリコン週間アルバムランキングにて、TOP3内に2タイトルがランク・イン。
『debut』が2位、
『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番』が3位となっています。
全ジャンルでのランキングで2位という記録は、
西村由紀江が91年8月にリリースしたアルバム『101回目のプロポーズ』で記録した3位を17年ぶりに上回る、ピアニストの歴代最高位になります。
また同時に、クラシック・アーティストとしても、
小澤征爾が2002年1月にリリースした『ニューイヤー・コンサート2002』で記録した2位に並ぶ記録となりました。
なお、DVD
『川のささやき〜辻井伸行サントリーホール LIVE!』も、オリコンDVD総合ランキングで7位を記録し、初のクラシック作品のTOP10入りです。
6月22日の時点で、『debut』『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番』『川のささやき〜辻井伸行サントリーホール LIVE!』の3タイトル合わせた売り上げは、なんと25万枚を突破。これはもう、驚異的な記録としか言いようがありません!
さらに辻井伸行の母親、辻井いつ子の本も書店で大ブレイクしている模様。『今日の風、なに色?』『のぶカンタービレ』(ともにアスコム刊)は、合わせて20万部の売り上げとなっています。
この“辻井君フィーバー”の加熱ぶりを、ご本人はどのように受け止めているのでしょうか? 6月22日に発表されたオフィシャルのコメントをご紹介しましょう。
「日本で、ものすごくたくさんの人が僕のCDを聴いてくださっていると聞いて、ビックリしています。今、ドイツの音楽祭に招かれてドルトムントという町に来ていますが、成田空港でもフランクフルト空港でも「おめでとうございます」と声をかけてくれる人がいました。クライバーン・コンクールの後、ほんとうにたくさんの人が応援して下さるようになって、ほんとうにビックリしています。頂いている応援を励みに、器の大きなピアニストになれるようがんばります。今回参加する音楽祭はドイツで最も有名なピアノ・フェスティバルだそうで、名前を知っているピアニストがたくさん出演します。そうした中に自分も参加できるなんて、夢のようです。コンクールに優勝できたおかげで、こうした演奏の場をたくさん用意してもらっています。一回ごとに成長して、聴く人に感動を届けられるピアニストになってゆきたいです」(C)Yuji Hori