新型コロナの影響を受け、米ニューヨークのカーネギーホール、仏パリのシャンゼリゼ劇場、英ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールなどで予定していた海外公演がすべて中止・延期となったピアニストの
辻井伸行が、コンサート活動を再開します。
3月末に関東とその近郊全5ヵ所で開催される〈究極の協奏曲コンサート〉に出演し、
秋山和慶指揮
読売日本交響楽団とチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番を演奏。4月3日(土)に東京 Bunkamuraオーチャードホールで開催される〈レ・フレール 辻井伸行 加古隆〜THE PIANIST!オーケストラ・コンサート〉では、
山下一史指揮
東京フィルハーモニー交響楽団とともにガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー他を演奏する予定です。
[コメント]新型コロナウイルスによって、国内外すべての演奏会が中止や延期になって1年が経過しようとしています。コンサートができない中、YouTubeやオンラインでみなさんに音楽のすばらしさをお伝えしようとがんばってきましたが、やはりコンサートホールで、みなさんが感動できるように一生懸命演奏することがピアニストである僕の本望であることに変わりはありません。
2021年春、オーケストラのみなさんと一緒についにその時がやってきました。ご来場いただくみなさまにもマスク着用や消毒など、新型コロナへの対策にご協力いただきながらではありますが、会場一丸となって音楽の喜びと感動を分かち合いたいと思います。
みなさん、笑顔でコンサートホールでお会いしましょう。――辻井伸行©Yuji Hori