2015年5月のカナダ・バンクーバー公演から始まり、これまでにヨーロッパと北米の全22都市で120万人の観客を集めているU2のワールド・ツアー〈イノセンス + エクスペリエンス・ツアー〉から、昨年12月のパリ公演を収録した映像作品『U2 イノセンス + エクスペリエンス ライヴ・イン・パリ』（2DVDデラックス UIBI-1031〜2 5,300円 + 税 / Blu-ray UIXI-1001 4,900円 + 税）が7月15日に発売されます。

　このパリ公演は11月に予定されていたものの、同時多発テロ事件により振り返られたもの。テロ事件の被害を受けたイーグルス・オブ・デス・メタルとパティ・スミスがゲスト出演、U2と共演する特別な公演となりました。発売される映像作品には、この共演の模様も収録しています。

　ツアーを行なうごとに最新のステージ技術を導入し、観客の度肝を抜いてきたU2らしく、今回のツアーでは、アリーナの長辺にわたる長さ約36メートルの花道の上に約30メートルのLEDスクリーンを設置。さらに吊り下げ式のサウンドシステムを用い、視覚的にも聴覚的にもこれまでにないスケールのステージを展開します。

　〈イノセンス + エクスペリエンス・ツアー〉は、2014年にリリースされた最新アルバム『ソングス・オブ・イノセンス』にあわせてのもので、初めてラモーンズのライヴを観てバンドをやりたいと思った10代の頃の無垢なU2（iNNOCENCE）と、経験を重ねた現在のU2（eXPERIENCE）がステージ上で交差するように、代表曲を中心に、初期の曲と新作の曲が関連性を持って演奏されます。