6月にはレーベル移籍第1弾アルバム
『鬱くしい国』を発表、現在は〈アーバンギャルド全国ツアー'14〜鬱くしい国へ!〉を行なっている
アーバンギャルドが、自らの主催による屋内フェス〈鬱フェス〉を9月23日(祝・火)、東京・渋谷TSUTAYA O-EASTで行なうことが決定しました。イープラス(
eplus.jp/utsufes)ではチケットの抽選先行販売を受付中です。
アーバンギャルドのメンバー、松永天馬(vo)曰く、出演アーティストの選抜をする上で心がけたのは“闇を抱えたアーティストであるか”。今回〈鬱フェス〉には、
筋肉少女帯、
ROLLY&GlimRockers、
真空ホロウ、
上坂すみれ、
チャラン・ポ・ランタン、
ザ・キャプテンズ、
サカモト教授、情熱マリ子、夜子、そしてアーバンギャルドと、“闇”もしくは“病み”を描くことに長けた10組が決定しています!
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さき崖! 鬱フェス宣言!
松永天馬(アーバンギャルド代表)宣誓!我々アーバンギャルドは此処に鬱フェスを開催する!!
夏フェスになかなか呼ばれない!
呼ばれても大抵はアウェーであるグループを集め!
そして夏フェス焼けが絶対似合わないであろうインドアなリスナーを集め!
新たなフェスの在り方を提唱する所存である!
「鬱」は人生の嗜みである!
健康な人は不健康に! 健全な人は不健全に!
大いに日常を呪い、ハイテンションに病みましょう!
泣け!叫べ!盛り下がれ!!!!!!!
今回我々のカラーには到底似合わぬ「フェス」を開催させて頂くに至って、
グループの選抜をする上で心がけたのはひとえに
「闇を抱えたアーティストであるか」ということ。
もちろん一般的に音楽とは、わかりやすく希望を歌い、
心を穏やかにするもの、癒すものかもしれませんが、
いっぽうで悲しみや絶望をうたうことで、
逆に生きる勇気を与えてくれる音楽だってあるでしょう。
生を描くためには時に死を、光を描くためには闇を描かなくてはならない。僕は常々そう考えています。
闇を、病みを描くことに長けた十組のアーティストを御紹介致しましょう。
ホストバンドを務めさせて頂きます「病的にポップ、痛いほどガーリー」なバンド、アーバンギャルド。わたくし松永のホームにしてアウェー。命にして持病。電子音に激しいアンサンブルが混ざり合う独特のサウンドは、近頃新境地に達しつつあります。
その歌詞世界においてもバンドとしての圧倒的なパワーにおいても僕が敬愛してやまないバンド、筋肉少女帯。2マンにお呼び頂き、更にアーバンのニューアルバム『鬱くしい国』に大槻ケンヂ氏がゲストで参加、アーバンの浜崎容子が筋少さんの新譜に参加させて頂くなど、近年活発にやりとりをさせて頂いております。
日本屈指のエンターテイナー・ROLLY氏が率いるROLLY&GlimRockers。ROLLYさんとは以前共演させて頂いた際、楽屋でも打ち上げでも常にギターを手にしていた様が忘れられません。まさしくロックを愛しロックに愛された男。
盟友・真空ホロウはいわゆる「鬱ロック」を2010年代にアップデートした立役者。ヴォーカル・明人君の秘めた絶望が長い前髪の向こうから鋭く光るとき、我々は震撼せざるを得ません。
2014年現在のオタ−サブカルを接続する新世代のアイコンにしてカリスマ・上坂すみれ。中野ブロードウェイから赤の広場まで、彼女の(文字通りの!)文化大革命はとどまるところを知りません。
例えば新宿ゴールデン街、或いは浅草六区にどんよりと影を落とす 人生の悲哀を明るくシアトリカルに歌い上げる実の姉妹(姓は松永!)チャラン・ポ・ランタン。エイベックスからの電撃メジャー移籍が今後どのようなエポックメイキングを生むのかわくわくしています。
我々のサポートキーボーディスト・大久保敬もケイ伯爵として参加する最後のGSバンド・ザ・キャプテンズ。失神に次ぐ失神で、全国を華麗に飛び回っています。
ファミコンサウンドを芸術にまで昇華し、ジャンルを越境していく孤高のミュージシャン・サカモト教授。キーボード生演奏だけで8bitサウンドトラックを再現するという超絶技巧が、この布陣に対してどのような化学変化を見せるのか。
はたまた、実行委員会推薦の情熱マリ子、夜子は、新世代の「鬱」をどのようにパフォーマンスしてくれるのか。
ともかくはやってみなくちゃ分かりません。
フェスという言葉に拒否反応が出る人にこそ来てもらいたい「鬱フェス」。
ネットの情報だけでライヴに来た気になっているそこのあなたよ、いざ、来たれ。