Uruの新曲「フィラメント」が、4月4日(金)より全国公開となる、
長尾謙杜(
なにわ男子)劇場映画初主演作『おいしくて泣くとき』の主題歌に決定し、公開日と同日の4月4日に配信リリースされることが発表されました。あわせて、映画のメイン・ヴィジュアルとともに書き下ろしの主題歌「フィラメント」が使用された本予告が公開されています。
映画『おいしくて泣くとき』は、『
ふしぎな岬の物語』(14)の原作『虹の岬の喫茶店』など、メディアミックスが相次ぐ人気作家・
森沢明夫が、“人を純粋に想う優しさ”をまっすぐに描き、多くの読者の心を震わせた同名小説の実写化。監督を務めるのは、森沢の著書を映画化した『
大事なことほど小声でささやく』(22)でもメガフォンをとり、本作が2度目のタッグとなる
横尾初喜。主人公・心也を演じるのは、国内外に多くのファンを抱える“なにわ男子”のメンバー、長尾謙杜。ヒロイン・夕花を演じるのは、アニメ映画『
かがみの孤城』(22)で主人公の声を務め、「カルピスウォーター」14代目CMイメージキャラクターに抜擢されるなど活躍目覚ましい、
當真あみ。フレッシュかつ強烈に“今”を感じさせる注目の若手俳優2人が、一生に一度の切ないラヴ・ストーリーを紡ぎます。
今回発表された追加キャストは、ひとりで子ども食堂を切り盛りし、不器用ながらどんなときでも息子に寄り添おうとする心也の父親・耕平役の
安田顕、心也の亡き母・南役の
美村里江、そして突然離れ離れになった夕花の幸せを願い続けながら、父の想いを受け継ぎ食堂を守る30年後の心也役として
ディーン・フジオカ。そのほか、
水沢林太郎、
芋生悠、
池田良、
田村健太郎、
篠原ゆき子、
安藤玉恵といった実力派俳優たちの出演も発表されました。本作への出演について、安田は「出演のオファーを頂く際、プロデューサーさんがお手紙を下さり、その想いに胸が熱くなりました」、ディーンは「このあたたかく、優しさに満ちた作品が、多くの方々の心に届き、少しでも社会に良い影響を生み出すことを、心から願っています」とそれぞれコメントしています。
あわせて、完成となったメイン・ヴィジュアルでは、抱き合う心也と夕花の泣き顔を捉えた切なさあふれる2人の姿が映し出され、足元にクローバーが広がる美しい情景にも目を奪われる仕上がり。新たに添えられた「世界のどこかで 君が笑っていますように」という印象的なコピーには、離れてしまっても相手の幸せを想い続ける切実さが表現されいます。最下段には今回出演が発表となった30年後の心也(ディーン・フジオカ)と心也の父・耕平(安田顕)の姿も。
また、公開となった本予告は、母親を亡くした心也と家に居場所のない夕花、それぞれ孤独を抱えた2人が心を通わせていく様子から突然の別れまでを描いたもの。30年の時を経て、大人になった心也のもとに届いた、夕花が姿を消した秘密も気になる場面も映し出されています。前回の特報映像は、30秒という短さながら、「映像みただけでもうるうるしてしまった」「透明感と切なさが溢れていて良作の予感…!」「ハンカチとティッシュもって観に行きます」と反響を呼び、公式SNSは1日もたたずにフォロワー数が1万人を超え、YouTubeではあっという間に50万回再生を記録しましたが、本予告も物語への想像が掻き立てられる仕上がりとなっています。
心也と夕花が思いの丈を叫ぶ声とともに、感情を高めていくのは、本予告で初解禁となる主題歌「フィラメント」。手掛けるのはTVアニメや映画、ドラマなど多くの主題歌を担当し、その透明感あふれる歌声で全世代から熱い指示を集めるシンガー・ソングライターのUru。自身のデビュー曲となった、森沢明夫原作の映画『
夏美のホタル』(16)の主題歌に続き、森沢作品2度目のタッグとなります。タイトルの“フィラメント”とは、電球・真空管などの内部にあり、電流を流して熱電子を放出する線のこと。本作への主題歌に込めた思いについて、Uruは「起きていることは辛く苦しい事なのだけれど、この作品の登場人物全員に凛とした強さと太い芯のようなものを感じ、それをそのまま曲にしました。苦しみや悲しみの中で途絶えそうになっても、小さな明かりだけはずっと灯していたいなと思いながらこの『フィラメント』を歌いました」と、フィラメントがなしている役割と本作に描かれる心也と夕花の思いを重ねてコメントしています。
楽曲について横尾監督、原作の森沢明夫、そして主演の長尾謙杜もコメントを寄せており、長尾は「Uruさんの歌詞、歌声からパワーや希望を感じ、『おいしくて泣くとき』の青さ、切なさも見事に表現してくださっていて感動しております」と感謝を述べています。
離れてしまう切なさとそれでも相手の幸せを願う強い想いをまっすぐに伝える本作。2人の再会は叶うのか、心也が交わした約束は果たせるのか――ますます公開に期待が高まります。
[追加キャスト コメント]出演のオファーをいただく際、プロデューサーさんがお手紙をくださり、その想いに胸が熱くなりました。
その後、森沢明夫さんの原作を拝読し、感動。
大好きな小説。大好きな映画に出会えました。是非、ご覧ください。
――安田顕本作では、子ども食堂の存在がテーマのひとつとして描かれています。
私自身がこれまで“FamBam フードドライブ”という食品寄付活動に取り組んで来たこともあり、この役を演じることが子ども食堂の支援活動へと繋がれば、という願いも込めて今作に挑みました。
このあたたかく、優しさに満ちた作品が、多くの方々の心に届き、少しでも社会に良い影響を生み出すことを、心から願っています。――ディーン・フジオカ[主題歌「フィラメント」についてのコメント]この歌を聴いた時、とても映画にぴったりだと感じました。
心也と夕花の日々が詰め込まれた歌詞で、僕は撮影の日々をすぐ思い出しました。
映画を観られる方は曲を聴くだけでたくさんのシーンがふわっと頭に浮かんでくるんじゃないかな?
Uruさんの歌詞、歌声からパワーや希望を感じ、『おいしくて泣くとき』の青さ、切なさも見事に表現してくださっていて感動しております。
Uruさんの歌声で『おいしくて泣くとき』をより華やかにして頂き、大変嬉しく思います。――長尾謙杜Uruさんの優しくも芯のある歌声が、心也と夕花の心の中を映し出してくれているようで、初めて聞かせていただいた時、心震えました。
書き下ろしていただき本当にありがとうございます。
映画とともに、この歌がたくさんの方々の心に届くことを願っています。――横尾初喜初めて『フィラメント』を聴いたとき、切なくも優しい心也と夕花の心情が胸に沁みてきて、思わずウルっとしてしまいました。心に傷を負いつつも必死に未来を見詰める人たちの救いとなる「応援歌」にも聴こえます。――森沢明夫起きていることは辛く苦しい事なのだけれど、この作品の登場人物全員に凛とした強さと太い芯のようなものを感じ、それをそのまま曲にしました。
10年という言葉が歌詞に出てきますが、私もこれまでの10年を振り返る事ができましたし、これからの10年の中で、心也や夕花のように変わらず自分らしさと小さな夢を燃やし続けていこうと思えた作品です。
苦しみや悲しみの中で途絶えそうになっても、小さな明かりだけはずっと灯していたいなと思いながらこの「フィラメント」を歌いました。
人の温かさや、誰かを想う事で強くいられること、夢や希望を持ち続ける強さや勇気を感じることのできるこの作品と共に、この曲がみなさんの心に響いてくれたら嬉しいです。
主題歌を歌わせていただき、ありがとうございました。――Uru©2025映画「おいしくて泣くとき」製作委員会