日本国内はもとより、欧米各地でのリサイタルや主要オーケストラとの共演、音楽祭への出演など国際的な活躍を続ける
漆原朝子が、名ピアニストとして名高いベリー・スナイダー(Barry Snyder)を共演に迎え、12月19日(水)に東京・富ヶ谷 Hakuju Hallで開催される〈第37回 ワンダフルoneアワー 漆原朝子&ベリー・スナイダー デュオ・リサイタル 洗練と円熟のデュオ〉に登場します。
クラシックのコンサートといえば、夜の公演が多く、しかも2時間以上かかってしまうもの。「忙しいから難しい」「夜の外出はちょっと……」といった理由で行くことを諦めてしまう方におすすめしたいコンサート・シリーズが〈ワンダフルoneアワー〉。本シリーズは昼夜2回の公演で、かつ公演時間が1時間に凝縮された“音楽のエスプレッソ”と呼べるコンサートです。
〈第2回日本国際音楽コンクール〉に最年少の16歳で優勝後、ジュリアード音楽院で学び、ニューヨークでのデビューリサイタルは“1920年代の巨匠を思わせる演奏”、翌年のワシントンでのリサイタルは“恐るべき才能”と絶賛された漆原。〈ワンダフルoneアワー〉には、今回が初登場となります。スナイダーは、1966年の〈ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール〉で
ラドゥ・ルプー(Radu Lupu)に次ぐ銀賞を獲得して以来の長いキャリアを誇るピアニスト。ジャズ・ピアニストの
小曽根真にクラシック奏法を教えた師でもあり、演奏家としてのみならず“最も望まれるピアノ教授”としても著名な存在です。
photo ©Naoya Yamaguchi, studio Diva