去る2010年11月27日(土)、
UVERworldが自身初となる東京ドームでのワンマン・ライヴ<UVERworld LAST TOUR at TOKYO DOME>を開催!
2005年のデビュー以来、そのバンド名に込めた“自分たちの枠を超えて広がる”という思いの通り、着実に進化を遂げ、東京ドームというステージへと辿り着いたUVERworld。「この日のために書き下ろした新曲を1曲目に披露する」という公言通り、記念すべき東京ドームのステージは、新曲
「NO.1」(ナンバーワン)で開幕!
センターに設置された特設のステージから5人が現れる。雄叫びのような声あげるTAKUYA∞(vo)、その眼光たるや鋭く挑発的! 「ここはライヴハウス、好きなようにやらせてもらうぞ! 東京ドーム、ぶち上がってんな!」とあおると、集まった約42,000人のオーディエンスが応える。東京ドームでのライヴが決定した当初は「東京ドームをやるのは怖い」と答えていたことが嘘のように熱すぎるパフォーマンスが続き、自身初のオリコン週間ランキング1位を獲得した「儚くも永久のカナシ」や、ブレイクのきっかけとなったヒット・シングル「君の好きなうた」「SHAMROCK」などを全25曲を披露!
この日、舞台裏では、ドームならではの演出のための“早着替え”や“車移動”などがあったようで、ソロ・パートで真太郎(ds)は、「今、信人着替えてます」などのネタバレで会場の笑いを誘う一幕も。
ライヴの終盤、TAKUYA∞は「20歳から歌を始めて、10年で東京ドームに来られた自分だから言えることがある。メジャー・デビューしてから俺の失敗のせいで、バンドが活動できなくなったこともあった。そんな俺だから言えることを言いたい。失敗しても、もう一回やり直せばいい」と自身の体験からのメッセージをファンへ語る。さらにエンディングに近づくと、「UVERworldはUVERworldの音楽をやりたい。そんな曲は流行らないよと言われても、誰かの指図をうけて音楽をしたくない。それで10年後20年後、音楽をしていなくても、どこで何してようが自分たちが信じた音楽を続けた結果なら、笑っていられると思う。青臭いとか、若いとか言われようが、そうやっていく」(TAKUYA∞)と、昨今の“量産化”される作品によって飽和状態となっているメジャー・シーンへの鋭い言葉を放つ。
「まだまだ俺たちも夢の途中。一言だけ言わせてくれ、口に出さないと、なんにも叶わないぞ! 口にも出せない夢はなにもかなわないぞ。俺はいつか、日本中が愛する曲を作る!」(TAKUYA∞)と42,000人の仲間たちに約束すると、それまでの挑発的な眼差しから一転、柔和な顔で「スッキリした」とお茶目に締めくくる。エンディングでは、未発表の楽曲が流され、UVERworld初の東京ドーム公演は、大盛況のもとに終了。
終演後、ライヴを終えたメンバーは、「いやぁ、ライヴ中何度も込みあげそうになって、あえて怒り顔で演奏してました」(信人[b])、「やる前は、最初で最後でいいやと思ったけど、1回目の東京ドームライヴでありたいと思った。人生で2回、3回とやれたらうれしい」(彰[g])など、それぞれが東京ドームへの想いを語っています。
なお、この東京ドーム公演の模様は、2011年1月6日にWOWOWで放送決定、さらにUVERworldは12月のライヴハウス・ツアーと、クリスマス・ライヴ(@日本武道館)が決定しています。こちらも注目を!