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これがアファナシエフのベートーヴェン! もっとも有名なピアノ・ソナタ3曲を収めたアルバムが登場

ヴァレリー・アファナシエフ   2015/05/15 15:45掲載
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 現代クラシック・ピアノ界きっての鬼才(奇才)と称されるロシアのピアニスト、ヴァレリー・アファナシエフ(Valery Afanassiev)の最新アルバム『ベートーヴェン: 悲愴・月光・熱情』(初回生産限定盤 1ハイブリッドディスク + DVD SICC-10221〜2 3,300円 + 税 / 通常盤 1ハイブリッドディスク SICC-10223 3,000円 + 税)が5月27日(水)にリリースされます!今年6月には来日公演も予定されています。

 超個性派のアファナシエフが、ソニー・クラシカルでの録音を熱望し、選んだ曲目はベートーヴェンのもっとも有名なピアノ・ソナタ「熱情」「月光」「悲愴」。ベートーヴェンはアファナシエフにとって、シューベルトバッハとならぶ重要なレパートリーであり、「バガテル集」「ディアベリ変奏曲」「最後の3つのソナタ」など、早くからそのピアノ作品の録音に積極的に取り組んできました。そして“自分が最高の演奏ができる”という強い確信を持つまで、新しい作品をレパートリーに加えないアファナシエフが、68歳にしてこの名ソナタ3曲の録音に生涯初めて取り組みました。

 3曲のうち、「悲愴」「月光」は6月の来日公演でも取り上げる予定ですが、「熱情」については“録音で演奏するのみ”と言明しているアファナシエフ。アファナシエフはけっしてグールドのような、録音だけに特化するアーティストではありませんが、「熱情」については“録音でのみ自分の解釈を披露する”という道を選択しているだけに、今回は非常に貴重なリリースといえるでしょう。

 最近は演奏会でのライヴ録音をリリースしてきたアファナシエフですが、今回はハノーファーでのセッション録音。旧知のドイツ人の名プロデューサーで、これまで『ブラームス:間奏曲集』などの名盤を共に生み出してきたゲルハルト・ベッツを起用し、これまで聴いたことのないような解釈を生みだしました。

■2015年5月20日(水)リリース
『ベートーヴェン: 悲愴・月光・熱情』
初回生産限定盤[1ハイブリッドディスク+DVD]:SICC-10221〜2 3,300円 + 税 / 通常盤[1ハイブリッドディスク]:SICC-10223 3,000円 + 税)

[ハイブリッドディスク]
01. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」第1楽章
02. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」第2楽章
03. ピアノ・ソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」第3楽章
04. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27の2「月光」第1楽章
05. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27の2「月光」第2楽章
06. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27の2「月光」第3楽章
07. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情」第1楽章
08. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情」第2楽章
09. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情」第3楽章

[初回生産限定盤DVD]
01. インタビュー(1)ベートーヴェンのピアノ・ソナタ〜芸術は抵抗の行為だ
02. 演奏シーン(1)ピアノ・ソナタ第14番 「月光」〜第1楽章(抜粋)
03. インタビュー(2)ギレリスから教わったこと〜世界に耳をすませる
04. 演奏シーン(2)ピアノ・ソナタ第8番 「悲愴」〜第1楽章(抜粋)
05. インタビュー(3)「私はベートーヴェンだ」
06. 演奏シーン(3)ピアノ・ソナタ第23番 「熱情」〜第3楽章(抜粋)
07. プロデューサー、ゲルハルト・ベッツとの対話

[演奏]
ヴァレリー・アファナシエフ(p)

[録音]
2015年2月16日〜18日 ハノーファー“ベートーヴェンザール”
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