『
エル・トポ』『
ホーリー・マウンテン』などの映画で透徹した美意識による幻想的な世界を現出させた
アレハンドロ・ホドロフスキー監督の俳句を、Minos Digitalによる美しいアニメーションとともに描写するアプリ「JODOHAIKUS」。この音楽を、元
Vampillia / VMOのコンポーザー / プレイヤー / ヴォーカリストのVelladonが担当することが明らかになりました。提供する音楽は、すべて監督の俳句からインスプレーションを得た描き下ろしです。
現在、アプリは無音状態であるものの、次回のアップデートからVelladonの音楽が使われる予定。アップデートに向けたプロモーション・ビデオが公開されており、ここでもVelladonが書き下ろした音楽を聴くことができます。
「アレハンドロ・ホドロフスキーの作品に触れてこなければ、いまのぼくは存在しえませんでした」と語るほど監督の作品に影響を受けてきたVelladonは、今回の音楽の提供について「ようやく恩返しができて、嬉しいです」とコメントしています。
アレハンドロ・ホドロフスキーの作品に触れてこなければ、いまのぼくは存在しえませんでした。彼の作品には激しく美しい哲学と、とどまるところを知らない無限のエネルギーが満ちています。大袈裟でもなんでもなく、もしぼくが彼の作品に触れてこなければ、ぼくは生きることに絶望し、音楽を作り続けることもなく、自死を選んでいた可能性もあります。こんなことを言うのは、烏滸がましいかもしれませんが、ぼく自身もまた、彼に生かされた、彼の作品のひとつなのではないか、と思っています。ぼくにはスペイン語の教養がないので、辞書をひきながら読んでいますが、彼の俳句は本当に美しい。彼の言葉は、これからも世界中の多くの人たちを、生かしていくことでしょう。ようやく恩返しができて、嬉しいです。アプリ、是非ダウンロード購入してください。Minos Digital、Numecaniqの美麗なアニメーション、必見です――Velladon