500年以上の歴史を持つ
ウィーン少年合唱団が、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。この登録は、特別な技術教育が行なわれていることや、オーストリア国外で同合唱団を有名にした典型的なコーラスの響きを継承していることによるもの。
ウィーン少年合唱団の創立は1498年。巨匠
アルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini)が、そのコーラスを“天使の歌声”と評したことでも有名。今回の登録について、ウィーン少年合唱団の音楽監督ゲラルト・ヴィルト(Gerald Wirth)は「今回、ユネスコの無形文化遺産に登録されたことは、ウィーン少年合唱団の歴史においてとても光栄です。これからもウィーン少年合唱団は、教育と伝統を重んじ、芸術的活動を通じて、世界の人々や社会に良い影響を与えていくことができましたら、と願います」とコメントしています。
1955年に初来日し、2015年には来日60周年を記念した日本ツアーを開催しているウィーン少年合唱団は今年、4月末から6月中旬にかけて日本での全国ツアー開催。今回来日するのは“モーツァルト組”。〈ウィーン少年合唱団が歌い継ぐ“合唱名曲集”〉と〈ウィーン少年合唱団とつなぐ“世界の旅”〉の2つのプログラムが予定されています。
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