2010年から2011年にかけて行なわれた、
ウラディーミル・アシュケナージ(Vladimir Ashkenazy)と
シドニー交響楽団による
マーラー交響曲全曲演奏会を収録した中から、すでに発売された交響曲第1番、第5番、「大地の歌」に続く第4弾
『マーラー:交響曲第4番&第6番「悲劇的」』(EXCL-00101 3,500円 + 税)が2月27日(金)にリリースされます。
さまざまなマーラー演奏が世に送り出され、その解釈も百種百様の様相を呈する昨今。アシュケナージはつねにみずからの主張を過度に華々しくさせることなく、淡々と音楽と向き合うスタンスを貫き通しています。第4番ではオーストラリアの歌姫、エマ・マシューズ(Emma Matthews)を起用し、その透き通った歌声で喜びに満ちた“天上の生活”を表現していく一方、第6番ではマーラーの身に冷淡かつ容赦なく襲い迫った運命の転機を端的に炙り出してゆきます。
音楽に対するスタンスやアプローチを変えず、各楽曲に内包されたメッセージの違いを表現した“音楽家”アシュケナージの職人芸を感じ取ることが出来るアルバムです。
■2015年2月27日(金)
『マーラー:交響曲第4番&第6番「悲劇的」』EXCL-00101 3,500円 + 税
[演奏]
ウラディーミル・アシュケナージ指揮シドニー交響楽団 / エマ・マシューズ(S, 01)
[収録曲]
マーラー:
01. 交響曲第4番
02. 交響曲第6番「悲劇的」
[録音]
2010年11月24、26、27日(01)、2011年3月3日〜5日(02) シドニー“オペラハウス”