20世紀最高のピアニストのひとりとして絶大な人気を誇った巨匠、
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(Vladimir Horowitz, 1903-1989)の未発表ライヴ音源
『ホロヴィッツ − ライヴ・イン・シカゴ1986』(UCCG-1723〜4 3,600円 + 税)が、ホロヴィッツの没後26年を経て12月2日(金)に世界初発売されます。
死後25年以上を経てなお、魔術師的なイメージを持つホロヴィッツ。希代のヴィルトゥオーソとして、その圧倒的なスケールとエンタテインメント性で聴衆を熱狂させました。
本アルバムは、1986年10月26日に行なわれたシカゴでの最後のリサイタルを収めた貴重な録音。収録作品はホロヴィッツ晩年の典型的なプログラムで、2つの
スカルラッティに始まり、お気に入りの
モーツァルトと
スクリャービン、後半は
シューマンの「アラベスク」と
リスト、
ショパン、そしてアンコールとして
シューマンの「トロイメライ」と
モシュコフスキの「火花」が収められています。CDの最後には、1986年10月25日&1974年10月30日のラジオ・インタビューがそれぞれ収録され、晩年のホロヴィッツの輝きを記録したディスクとなっています。
■2015年12月2日(金)発売
『ホロヴィッツ − ライヴ・イン・シカゴ1986』UCCG-1723〜4 3,600円 + 税
[CD1]
01. スカルラッティ: ソナタ ホ長調 Kk.380
02. スカルラッティ: ソナタ ホ長調 Kk.135
03. モーツァルト: アダージョ ロ短調 K.540
04. モーツァルト: ロンド ニ長調 K.485
05. モーツァルト: ピアノソナタ 第10番 ハ長調 K.330 (300h)
06. スクリャービン: 練習曲 嬰ハ短調 op.2-1
07. スクリャービン: 練習曲 嬰ニ短調 op.8-12
[CD2]
01. シューマン: アラベスク ハ長調 op.18
02. リスト: 『巡礼の年 第2年』より「ペトラルカのソネット 第104番」S.161
03. リスト: ウィーンの夜会 第6番 イ短調(シューベルトによる)S.427
04. ショパン: マズルカ 嬰ハ短調 op.63-3
05. ショパン: マズルカ ヘ短調 op.7-3
06. ショパン: スケルツォ 第1番 ロ短調 op.20
07. シューマン: 『子供の情景』より「トロイメライ」op.15-7
08. モシュコフスキ: 『性格的小品』より「火花」op.36-6
09. ラジオ・インタビュー1(1986年10月25日)
10. ラジオ・インタビュー2(1974年10月30日)
※インタビューのテキストおよび翻訳は掲載されていません。
[演奏]
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(p)
[録音]
1986年10月26日 シカゴ オーケストラ・ホール