ギタリスト / プロデューサーで、今月末に来日公演を行なう
ドナルド・フェイゲンとともに
スティーリー・ダンのメンバーとして活躍した
ウォルター・ベッカー(Walter Becker)が、9月3日に亡くなったことが公式ウェブ・サイトで発表されました。死因は不明。67歳でした。
ウォルター・ベッカーは1950年、米ニューヨーク生まれ。大学でドナルド・フェイゲンと出会ってスティーリー・ダンを結成し、1972年に発表したデビュー・アルバム『
キャント・バイ・ア・スリル』の収録曲「ドゥ・イット・アゲイン」が全米6位のヒットに。ジャズやR&Bをベースに、スタジオ・ミュージシャンと膨大な時間をかけて制作した作品の数々は世界中に熱狂的なファンを生み出しました。バンドは80年に解散したものの、93年に再結成。2000年のアルバム『
トゥ・アゲインスト・ネイチャー』は〈グラミー賞〉で“最優秀アルバム”ほか4部門を獲得しました。
個人でもソロ・アルバムを2枚発表したほか、
リッキー・リー・ジョーンズ、
マイケル・フランクスらのアルバムをプロデュースしています。
ウォルター・ベッカーの死を受けて、ドナルド・フェイゲンはコメントと、
イールズが98年に発表したアルバム『
エレクトロ・ショック・ブルース』の収録曲「DEAD OF WINTER」の歌詞を自らのFacebookで公開しています。