昨年発売された、
『ザ・レッド・アルバム』からわずか1年、今年7月末のフジロックに参戦したばかりの
ウィーザー(Weezer)。なんと新作を10月に緊急リリース!
新作のタイトルは
『ラディテュード』(Raditude)。これは造語で、意味は“Rad”(=俗語で“過激”、“素晴らしい”という意味)と、“Attitude”(=“態度”)の掛け合わせとのこと。ちなみに、“Rad”は“Nerd(オタク)”の対語。これはウィーザーの“脱・オタク”宣言!?
アルバム・タイトルの考案をしたのは、無神経な上司に振り回されるオフィスの日常を描いたアメリカの人気コメディ・ドラマ『The Office』で、Dwight Schrute役(理不尽な上司にイジめられる役)に扮する、人気コメディアン、
レイン・ウィルソン(『トランス・フォーマー/リベンジ』などに出演)。
リヴァース・クオモ(vo、g)とレインは最近仲が良いらしく、リヴァースが“究極”のアルバムのタイトルのアイディアをレインに訊いたところ、このタイトルが出てきたそう。
リヴァースは新作について、「楽しくて、エネルギー溢れるポップ・ロック満載の作品だよ!」とコメントしており、ウィーザーらしいギター・リフに少しエレクトロの影響を受けた作品になるとか! プロデューサーには、前作でもシングル「ポーク・アンド・ビーンズ」「トラブルメイカー」のプロデュースに参加したジャック・ナイフ・リー(
U2、
R.E.Mほか)に加え、ブッチ・ウォーカー(
アヴリル・ラヴィーン、
P!NKほか)が参加しています。
アルバムのジャケット写真は、“シドニー”というワンちゃんを大フィーチャー。写真のようにジャンプが得意らしく、それを写真家のジェイソン・ニーリィが撮影、『ナショナル・ジオグラフィック』誌に投稿。それがたまたまリヴァースの目に留まり、今作のイメージにバッチリだと、バンドが直接連絡を取ったとか。
なお、アルバムのファースト・シングルとなる爽快なポップ・チューン「アイ・ウォント・ユー・トゥ」(原題:「If You’re Wondering If I Want You To (I Want You To)」)は、既にラジオでも好評オンエア中! ぜひチェックを!