1980年代後半に登場、ガレージ・パンクとメタルのハイブリッド・サウンド、スカム&グランジーないでたち、オールド・アメリカン・ホラーなムードでロック・ファンに衝撃を与えた
WHITE ZOMBIE(ホワイト・ゾンビ)。1998年に解散した同バンドの紅一点、元ベーシストSean Yseultが、当時の回顧録『I'm in the Band: Backstage Notes from the Chick in White Zombie』を出版。米Soft Skull Pressより12月上旬発売予定。
シャープなルックスとアヴァンギャルドなスタイリング、そしてパワフルなプレイで、当時まだまだ少なかった、ラウドなロックをプレイする女性ミュージシャンの中でも一際かっこよかった彼女。WHITE ZOMBIE解散後は、
THE CRAMPS(ザ・クランプス)への一時参加や、自身のガレージ・パンク・バンドで活動。現在は“yseult designs”を運営するデザイナーとして活躍しています。
『I'm in the Band』では、10余年にわたるWHITE ZOMBIEの歴史が、Seanという“1人の女性”としての観点で綴られている模様。女性がメタル・ファン(男)に囲まれて活躍することの辛さ、数々の名バンドとのツアーの思い出など、読み応え十分な仕上りとなっているようです。バックステージのエピソードも盛りだくさんとのことですので、WHITE ZOMBIEファンはもちろん必読です!