20世紀でもっとも偉大な指揮者の一人、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの生誕135年を記念して、彼のスタジオ録音すべてと、商用リリース用に録音されたライヴ音源を、2021年の新リマスターで収録するCD55枚組のボックス・セット『The Complete Wilhelm Furtwangler on Record』が9月24日(金)に発売されます。
ここには、1926年に録音された
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との「ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』Op.77〜序曲」から、1954年に録音された
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との「ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』Op.62(全曲)」まで、Warner Classicsカタログ(旧HMV-EMIとTelefunken)とUniversalカタログ(Polydor、Decca、Deutsche Grammophon)の音源が収録されているほか、1950年にウィーン・フィルを指揮した初出音源(「J.シュトラウス:皇帝円舞曲」ほか)や、1950年10月1日にコペンハーゲンでデンマーク放送が収録した放送音源の「シューベルト:未完成交響曲」といった貴重な音源も収録。デンマーク放送が収録した「シューベルト:未完成交響曲」はもともと商用リリース用ではない唯一のライヴ録音ですが、特別に収められています。
各ディスクはオリジナル・ジャケットのデザインによる紙ジャケットに封入。同梱される160ページのブックレット(英語、仏語、独語)には、フルトヴェングラーに関するエッセイと多くの写真や、収録音源の録音日 / 会場 / 録音スタッフ / マトリックス番号 / 元のカタログ番号といった詳細なリストなどが掲載されています。