ヒップホップ / R＆Bガールズ・グループ“XG”が、4月11日に2ndミニ・アルバム『AWE』から「IN THE RAIN」をリカットシングルとしてリリースし、MVも公開しています。

　「IN THE RAIN」は、XGが昨年11月にリリースし、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”に初のランクインを果たした2ndミニ・アルバム『AWE』の収録曲で、雨音と繊細なギターサウンドが合わさることで、深い没入感をもたらすR＆Bトラック。別れに直面する感情を雨音に例えて表現した楽曲で、切なさと深い余韻を残す雰囲気が印象的で、最後まで残された雨音は、まるで感情と向き合うように静かでありながらも強い余韻を作り出しています。現在開催中のワールド・ツアー〈XG 1st WORLD TOUR “The first HOWL”〉でも披露されており、傘を使用したパフォーマンスに多くの賛辞を受けています。

　また、今回初めて収録される「IN THE RAIN x XDM」は、原曲の雰囲気を活かしつつも、強いエネルギーが加わることで、新たな視点からの魅力を届ける楽曲。パワフルなEDMサウンドで生まれ変わったこの楽曲は、「XDMシリーズ」の流れを引き継ぎ、XGの独創的な音楽の世界をさらに確固たるものとして広げていきます。

　公開されたMVでは、華やかさを抑えた控えめな感情表現とシネマティックな雰囲気が際立つ新しいパフォーマンスを披露しており、無彩色の空間美とクラシックな演出の中で、感情の動きに引き込まれるような映像となっています。雨の降る夜にJURIAが傘を折りたたむところから始まるシーンは、メンバーたちがそれぞれ別の空間にいながらも一つの存在として結束していく流れへとつながり、それぞれの葛藤や揺れ動く内面が、やがて癒されていく様子を、静かでありながらも力強いダンスで表現しています。後半では、空間が霧と水に覆われ、現実と幻想の境界が曖昧になり、雷とともに目覚めた本能の中でXGはもはや孤独ではない存在に変化していきます。このミュージック・ビデオにおいて、「雨」は痛みではなく、癒しと自由の象徴であり、XGはそれを通じて過去にとらわれることなく、「Xtraordinary Girls」として自由に羽ばたく姿を見せています。

　XGは、現地時間で4月11日から開催されるアメリカ最大級の音楽フェス、〈コーチェラ2025〉（Coachella Valley Music and Arts Festival）において、コーチェラ最大規模の屋内ステージ「Sahara」ステージのトリの大役を務めます（XGのweek1の出演は現地時間13日［日］22:55出演予定）。本ステージのトリに抜擢された日本人アーティストは過去におらず、XGが異例の大抜擢という快挙を成し遂げたことで多くの注目を集めています。

　XGは現在、初のワールド・ツアー〈XG 1st WORLD TOUR “The first HOWL”〉を開催しており、この後、4月の中南米公演（サンパウロ、メキシコシティ）、シアトル公演を経て5月14日（水）にツアー・ファイナルの東京ドーム公演を行います。ツアー・ファイナル同日には、6thシングル「MILLION PLACES」をリリースすることも発表されています。