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役所広司主演映画『八犬伝』、特報初公開　渡邊圭祐ら新キャスト陣や場面写真など一挙公開

役所広司 2024/04/18 14:16掲載

役所広司主演映画『八犬伝』、特報初公開　渡邊圭祐ら新キャスト陣や場面写真など一挙公開

　役所広司主演で山田風太郎の小説『八犬伝上・下』（角川文庫刊）を映画化したエンターテイメント超大作『八犬伝』が、2024年10月に全国ロードショー。この度、初公開となる特報とティザー・ヴィジュアル、場面写真、そして渡邊圭祐ら新キャスト9名が一挙公開となりました。

　里見家の呪いを解くため、八つの珠に引き寄せられた八人の剣士たちの運命をダイナミックなVFXで描く「八犬伝」＝虚構の世界。そして、作家・滝沢馬琴と挿絵を頼まれた浮世絵師・葛飾北斎の奇妙な友情を通じて“創作”の真髄に迫る実話の世界。本作『八犬伝』では、“虚（八犬伝）”と“実（馬琴）”の世界がシンクロしながら、失明しながらも28年の歳月をかけて『八犬伝』を書き上げた馬琴の物語を生み出す苦悩と葛藤、執念が生んだ世界をかつてないスケールで描かれます。

　江戸時代の人気作家滝沢馬琴は、友人の絵師・葛飾北斎を前に構想中の物語を語り始めます。里見家の呪いと戦うために八つの珠を持つ八犬士が運命に導かれるように集結し、過酷な旅に出る物語。馬琴の紡ぐ物語に引き込まれた北斎は物語の続きを聞くために事あるごとに馬琴の元を訪れ、2人の奇妙な関係が育まれていきます。その連載は「悪が蔓延る世の中だからこそ勧善懲悪を貫く」という馬琴のライフワークとなりますが、28年の時を経て、遂にクライマックスに迫った時、馬琴の目が見えなくなり始めてしまいます。完成が絶望的な状況の中、義理の娘から意外な申し出が。果たして、物語は完結するのか――。

　前代未聞のエンタメ作を彩るキャスト陣には、主人公・滝沢馬琴（たきざわばきん）を役所広司、葛飾北斎（かつしかほくさい）を内野聖陽、八犬士の運命を握る伏姫（ふせひめ）を土屋太鳳、馬琴の息子・宗伯（そうはく）を磯村勇斗、宗伯の妻・お路（おみち）に黒木華、馬琴の妻・お百（おひゃく）に寺島しのぶと実力派が集結。監督は『ピンポン』や『鋼の錬金術師』シリーズの曽利文彦監督が務めます。

　さらに、今回新キャストとして里見家にかけられた呪いを解くため引き寄せられる八犬士に、旬キャスト8名が決定。犬塚信乃を『鋼の錬金術師完結編復讐者スカー／最後の錬成』の1人2役で注目を浴び、大河ドラマ『光る君へ』にも出演する渡邊圭祐、犬川荘助を『からかい上手の高木さん』の公開が控える注目俳優の鈴木仁、犬坂毛野を『陰陽師0』『ブルーピリオド』など話題作に引っ張りだこの板垣李光人、犬飼現八を大ヒット映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で第47回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した水上恒司、犬村大角を『沈黙の艦隊』をはじめ、映画・舞台・ドラマと幅広く活躍する松岡広大、犬田小文吾をドラマ『サンクチュアリ‐聖域‐』や『王様戦隊キングオージャー』で人気上昇中の佳久創、犬江親兵衛を舞台『西遊記』や4月期シン・時代劇『君とゆきて咲く』など注目作品への出演が続く藤岡真威人、犬山道節をNetflixシリーズ『幽☆遊☆白書』など人気作に欠かせない存在の上杉柊平が演じます。そして里見家を怨み、その怨念で里見家を祟る八犬士の最大の敵である玉梓にドラマ『大奥』で強い存在感を放った栗山千明の出演も決定しました。

　また、公開となった特報は、筆を握る馬琴に「あんた、何で戯作を書いているんだ？」と盟友・北斎が尋ねるセリフからスタートし、運命に翻弄される八犬士の戦いをダイナミックな映像で捉えた八犬伝“虚”の世界と、その物語を生み出した馬琴の創作の神髄に迫る“実”の2つの世界が交差する映像が展開。そして「どうしてもやり切らねばならぬことがあるんだ」と生涯をかけて「八犬伝」を書き上げることに執念をにじませる馬琴のセリフで幕を閉じます。なぜ馬琴は、「八犬伝」に生涯を捧げたのか――。馬琴の創作の裏に隠された真実と奇跡の実話、そしてかつてないスケールで描かれる八犬士の壮大な戦いに期待が高まる映像となっています。