指揮者の
山田和樹が、2018 / 19(年)シーズンから、イギリスの名門オーケストラ“
バーミンガム市交響楽団”の首席客演指揮者に就任します。
山田は、2009年の〈ブザンソン国際指揮者コンクール〉で優勝し、欧州の著名楽団と共演を重ねてきた若手のホープ。2010年から2017年まで
スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務め、2016 / 17(年)シーズンからはモナコのモンテカルロに本拠を置くオーケストラ、
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼音楽監督に就任。日本では、
日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者を務めるほか、
東京混声合唱団音楽監督兼理事長、学生時代に創設した
横浜シンフォニエッタの音楽監督、
読売日本交響楽団首席客演指揮者として活動しています。バーミンガム市交響楽団には2012年の初共演以降たびたび客演しており、2016年に行なった同楽団の日本公演を成功に導きました。
今回の就任に際し、山田は「バーミンガム市交響楽団とは、2012年の初共演以来、とても良い関係が続いていて、とくに2016年の日本ツアーは感動的なものでした。バーミンガム市交響楽団には何か特有のテレパシーのようなものが存在していて、言葉を介さずとも、お互いの音楽を分かり合えるような化学反応がいつも発生します。この度、そのような素晴らしいオーケストラの首席客演指揮者に就任することになり、嬉しさで胸がいっぱいです。さらに良い関係を深められるように頑張っていければと思っております」とコメントしています。
©Yoshinori Tsuru