Hey! Say! JUMPの
山田涼介とヒロイン役の
土屋太鳳が、倒された怪獣の死体処理をめぐり“未曾有”の国家的危機に立ち向かう、空想特撮エンターテイメント『大怪獣のあとしまつ』。2022年2月4日(金)の全国ロードショーに先駆けて、“死してなお”人類を脅威にさらす巨大怪獣の詳細を公開。あわせて、主役の帯刀アラタを務める山田涼介が撮影に挑むメイキング写真が公開されています。
巨大怪獣の名は“希望”。人類の生物学史上に残る貴重な環境資源、将来の“希望”に繋がるというのが由来です。最全長は380メートルで、東京ドーム(長径)の約1.5倍、忠犬ハチ公像から渋谷パルコまでと同じ長さ(徒歩5分)となります。死後、腐敗による発酵で体温が上昇、熱による膨張を続け、さらには猛烈な臭いを放つ腐敗ガスが体に溜まっており、ガス爆発の危機も。腐敗臭が拡がる範囲は20キロメートル圏内で、ガスを浴びると“ある症状”が出るなど人体に影響があります。特徴的なのは、足を空高くつき上げたポーズ。死んでいるのに足を高くつき上げた馬鹿馬鹿しいポーズをしており、監督・脚本を務める
三木聡監督らしい遊び心が込められています。また、恐竜をイメージした姿は三木監督のこだわりで、発達したアゴやトゲの生えた尻尾に恐竜らしさが垣間見えます。
CGが主流となりつつある昨今ですが、本作では怪獣造形チームが怪獣模型を作成。現場では監督と制作チームが模型を囲み、監督のオーダーを聞きながら、その場で模型を作り上げる手法で怪獣の造形を固めていったとのこと。なんと、模型の完成に3ヵ月もの期間を擁した出来栄えに、三木監督も「すばらしい怪獣の造形を作り上げることができた」と絶賛しています。
あわせて公開されたメイキング写真では、山田涼介(帯刀アラタ)が体を張ってグリーンバックでのワイヤー撮影に挑戦。アラタが怪獣の上から真っ逆さまに落下するシーンを切り取ったもので、なんと計14回も落下するカットを撮るというハードぶり。山田は三木監督について「三木監督はブレないで確実に決まるまで撮り続ける。でも出来た画を見るとめちゃくちゃかっこよくなってるんです。だからこそ僕らも信用して『じゃあやりましょう』という風になれる。グリーンバックでの撮影は印象的でした」とコメントしています。
また、製作スタッフ陣には日本を代表する各界のプロフェッショナルが集結。大規模なVFX撮影やグリーンバック撮影が多い本作のVFXスーパーバイザーとして『
男たちの大和/YAMATO』など日本を代表する作品のCGを多数手掛ける野口光一が参加。特撮監督には、2002年より「仮面ライダー」シリーズを担当している
佛田洋が務めるなど豪華。邦画史上最大スケールとなる大怪獣の造形技師に「平成ゴジラ」シリーズや「ウルトラマン」シリーズなど〈怪獣業界〉の第一人者・若狭新一が手掛けるというドリームタッグが実現しました。規格外のコラボレーションにも期待が高まります。
なお、『大怪獣のあとしまつ』をARカメラで楽しめるコンテンツ内容が公開。ユーザーは自身のスマートフォンを通して、怪獣“希望”を出現させ、写真や動画を撮影して楽しむことができます。詳細は映画公式サイトをご確認ください。
©2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会