〈LOUD PARK 13〉にサプライズ出演し、
マーティ・フリードマンのステージで異色コラボレートを披露したばかりの演歌歌手・
八代亜紀。彼女の最新シングル
「MU-JO」(COCA-16771 税込1,600円)が、10月23日(水)にいよいよリリース。
伊藤 薫、
小林信吾、
浜 圭介、
吉元由美、竜崎孝路、
若草 恵といった名匠たちに加え、「失楽園」「愛の流刑地」でおなじみの作家・
渡辺淳一が作詞に挑んでいるほか、
松雪泰子の実弟として知られる
松雪 陽も作曲者として参加。タイトル・トラック「MU-JO」の作曲を務めるマーティ・フリードマンとのコラボレート、
クリヤマコトによるカップリング曲「愛しすぎる女」の作曲、
さくらももこの歌詞が映える「赤い街」など、異色クロスオーヴァーが盛りだくさんの内容となっています。
[さくらももこ コメント]歌詞は、ヨーロッパの街道をイメージして書きました。もう捨てたい恋を抱えている女性が、ヨーロッパの街の中でいろいろともの想うという感じです。私はヨーロッパの古い街並が大好きなので、アダルトな哀愁が出せたらと思いながら書きました。八代さんの声の切なさと、ムード歌謡の良さが合わさったすごくいい曲に仕上げていただけたなぁと、うれしく思っています。たくさんの方に歌っていただきたいです。[クリヤマコト コメント]八代亜紀さんは演歌という1ジャンルに留まらない個性豊かなシンガーです。以前、スティービー・ワンダーの曲をカバーした歌がとても印象に残っていました。今回はジャズっぽい曲を作ってほしいというオファーをいただきましたが、むしろジャンルを全く考えずに八代さんのイメージだけで作曲しました。結果的にブルースのような、ジャズのような、それでいてどこか日本のテイストも漂う曲が完成。八代さん独特の粋な歌い回しに唸る、個性が光る仕上がりに大満足です。インスピレーションを与えてくれた八代さんに、感謝と敬意を捧げます。[マーティ・フリードマン コメント]八代さんから曲の依頼を受けた時勿論光栄でしたけどその上、新曲にたいしての想像力はとても感激でした。八代さんは僕の曲のギターソロを聴いて、それみたいなムードで曲を作って欲しいと言って下さいました。
僕のメロディを気に入って下さったって事は、僕のプレイの深い悲しさに彼女は共通点を感じたと思います。だから曲作りの時に、二人とも泣けそうなダークなメロディセンスを今よりさらに深く持ち出そうと思いました。
制作過程で八代さん本人は期待したよりはるかにどんな段階でもとても深く実際に直接参加しました。伝説的な歌手って、最後の段階でちゃちゃと一発で歌うだけで終了のイメージだけど、八代さんは細かい所迄非常に大事にしてました。特に僕はギターRECの時に、八代さんは僕の隣に居ましたので、特別な気持ちで弾きました。
出来上がった時、ボーカルを聴いたら、素敵な解釈の意味が燃えてる矢が僕の心に差し込んだみたいに、流石〜としか言えなかった。