2023年は新作アルバム『This Stupid World』をリリースし、〈FUJI ROCK FESTIVAL’23〉にも出演、11月の全国3都市を巡る単独ツアーは全公演完売と、日本での絶大な人気ぶりを証明したヨ・ラ・テンゴ(YO LA TENGO)。今回長らく入手困難となっていたアルバム『Genius + Love = Yo La Tengo』が約20年ぶりに再発することが発表され、日本限定でCD化も決定。解説書が封入された国内盤CD、輸入盤2LP、そして数量限定の日本語帯付き2LPで2025年1月17日(金)にリリースされます。
1枚目には、ステレオラブによるレーベル「デュオフォニック・スーパー」のスプリット・シングル用に、1995年のUKツアーのためにバンドの練習スペースで録音した「Evanescent Psychic Pez Drop」、1986年当時は“White Rabbit”というタイトルであり、映画『I Shot Andy Warhol』のサウンドトラック用にリメイクされた「Demons」、ファンの間で根強い人気を誇るEP『That Is Yo La Tengo』に収録されている「Fog Over Frisco」と「Walking Away From You」、ワイヤーのカヴァー「Too Late」、ジョン・ケイルのカヴァー「Hanky Panky Nohow」、『A Matter of Degrees』という映画で流れた「Something To Do」、ジャド・フェアとSnack Timeスタジオで午後を過ごし、16曲ほどを作曲し録音したうちの1曲である「Ultra-Powerful Short Wave Radio Picks Up Music From Venus」、『エレクトロピューラ』のアウトテイク「Up To You」、『初体験/リッジモント・ハイ』のサントラとして知られるジャクソン・ブラウン「Somebody’s Body」のカヴァー、ジェイムズ・マクニューが初めてレコーディングに参加した「Artifical Heart」、シングル「Walking Away from You」のB面に収録された「Cast A Shadow」、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカヴァー「I’m Set Free」、『フェイクブック』に収録されている「Barnaby, Hardly Working」、スペインのレーベル〈Radiation〉の2枚組7インチ・コンピレーション『This Is Art』用に提供した「Some Kinda Fatigue」、ダニエル・ジョンストンのカヴァーであり、WFMUの収録中にライヴ録音され、ダニエル本人が電話でヴォーカルをとった「Speeding Motorcycle」のライヴ・ヴァージョンの計16曲が収録。
2枚目には、EP『From a Motel 6』CDの収録曲としてリリースされた「Nutricia」、メンバーであるジョージア・ハブレイの姉妹が制作したアニメ映画のサウンドトラックに収録された「Her Grandmother's Gift」「Too Much, Part 1」「Too Much, Part 2」「One Self: Fish Girl」「Enough」、『Painful』のデモからの2曲「From A Motel 6 #2」「From A Motel 6 #1」、ジョージアが練習スペースでフラストレーションをぶちまけた「Gooseneck Problem」、ユリナルズのカヴァー「Surfin' With The Shah」、EP『Here Comes My Baby』のCDからの1曲「Ecstasy Blues」、そして日本のファンジンに提供したものであり、ラモーンズの代表曲をサーフ・ロック調にカバーした「Blitzkrieg Bop」、『ペインフル』のレコーディング中にジョージアが再び爆発した「Drum Solo」、元々はポップな楽曲の壮大な別ヴァージョン「Sunsquashed」の計14曲が収録されています。