チェリストの
ヨーヨー・マ(Yo-yo Ma)が、世界各国のアーティストとのコラボレーションを収録するアルバム『ノーツ・フォー・ザ・フューチャー』を配信リリースしました。
ヨーヨー・マとコラボレーションしたのは、東京オリンピックの開会式で披露された「イマジン」に映像で出演したアフリカ・ベナン出身の
アンジェリーク・キジョー、スペイン・バルセロナ出身のジャズ・トランペット奏者
アンドレア・モティス、メキシコ出身の
リラ・ダウンズ、レバノンのベイルートで結成されたロック・バンドのマシュロウ・レイラ、カナダ先住民のルーツを持ちトロントを拠点に活動するテノール歌手のジェレミー・ダッチャー、ジェンダー・ノンコンフォーミングであることを表明しているアメリカ・ミシガンの歌手トゥンデ・オラニラン、台湾の原住民パイワン族のシンガーであるアバオ、ニュージーランドのシンガー・ソングライターである
マーロン・ウィリアムス。
そのほか、アルバムの冒頭では、
マックス・ローチのクインテットでピアノを弾き、
マーヴィン・ゲイや
ハリー・ベラフォンテにアレンジを提供、テレビや映画のために作曲したコレリッジ・テイラー・パーキンソンの代表作「ラメンテーションズ“ブラック/フォーク・ソング・スイート”」から「カルヴァリー・オスティナート」をヨーヨー・マがソロで演奏しています。
このアルバムは、ヨーヨー・マがクラシック専用コンサートホール以外の世界各地の空間で「バッハ:無伴奏チェロ組曲」を演奏する「バッハプロジェクト」から派生したもので、参加したアーティストが歌う歌詞はアラビア語、カタルーニャ語、パイワン語、ミクマク語、サポテク語、エウェ語、マオリ語、英語、スペイン語と多岐にわたります。また、「バッハプロジェクト」の日本公演は11月3日(水・祝)に沖縄アリーナで行なわれる予定です。