2007年にアイスランドの首都、レイキャビクで披露された
オノ・ヨーコ(写真)の公共芸術作品である光の塔“イマジン・ピース・タワー”が、インターネット上の3D仮想世界「セカンド・ライフ」内に完成! オノ・ヨーコによる除幕式が、
ジョン・レノンの誕生日である10月9日午後10時30分(アイスランド時間/日本時間10月10日午前7時30分)に、仮想世界にあるイマジン・ピース・タワー・アイランドで行なわれます。この除幕式は誰でも参加でき、オノ・ヨーコは参加を呼びかけています。
「セカンド・ライフ」とは、インターネット・ユーザーによって作られる3D仮想世界のコミュニティのこと。この世界では、ユーザーはアバターと呼ばれる自身の分身を操作して、人々と出会ったり、買い物をしたり、働いたり、恋愛をすることができます。「セカンド・ライフ」内のイマジン・ピース・タワーへのアクセス方法や除幕式への参加方法ほかの詳細は、
ジョン・レノン音楽祭公式HP内の「イマジン・ピース」のページで公開され、除幕式の模様は
ジョン・レノン音楽祭公式ツイッターでもレポートされます。
また、現実世界のイマジン・ピース・タワーも、10月9日(アイスランド時間)に3度目の点灯を行ないます。イマジン・ピース・タワーは、アイスランドの首都レイキャビクのビーズエイ島にあり、ヨーコがジョンとの思い出から着想した公共芸術作品の光の塔です。2007年10月9日、ジョンの67回目の誕生日に行なわれた除幕式で、ヨーコによってジョンに捧げられました。毎年、ジョンの誕生日である10月9日からジョンの命日12月8日まで点灯され、その光は天高くまで届きます。加えて、タワーは冬至(12月21日〜28日)、大晦日(12月31日)、そして春の第1週目(3月21日〜28日)にも点灯します。タワーは日没2時間後から夜12時まで、元日には日の出まで点灯します。
イマジン・ピース・タワーの特徴のひとつは、アイスランド固有の気候とともに断続的に変化する、光の強さとまばゆさ。雲のない夜にはくっきりと光の柱を作り、雨や雪の日には虹の屈折で虹色の光を作り、雲の層を通して壮大に反射します。また、イマジン・ピース・タワーは、ヨーコのアート作品「ウィッシュツリー」と密接に関連しています。ウィッシュツリーは、世界中で開催された個展で、平和のための願い事を書いて、木の枝に吊る参加型のアート作品です。世界中から集まった願い事は、現在、85万件に及んでいます。それらの願い事は、イマジン・ピース・タワーの周りにタイプカプセルに収められ永遠に保管されています。