米国アイダホ州を拠点に活動するプロデューサー / ソングライターのユース・ラグーン(Youth Lagoon)ことトレヴァー・パワーズが、ニュー・アルバム『Rarely Do I Dream』を2月21日(金)に配信リリースしました。アルバムより「Speed Freak」と「Gumshoe (Dracula From Arkansas)」のミュージック・ビデオも公開されています。
アルバム『Rarely Do I Dream』は、愛と幼少期の回想に基づいた作品です。2023年の秋、彼は実家の地下室でホームビデオの詰まった靴箱を発見しました。「自宅にビデオを持ち帰り、最初の1本を再生したら、ステートフェアに行った時の弟のボビーと私が映っていました。4歳の私はアメリカンドッグを喉に詰まらせていました」と彼は笑い、「人生を要約するとしたら、そういうことなのです」とも。その翌週から、イースターの卵探し、裏庭での野球、鼻血など、ビデオからお気に入りの瞬間を録音し始めます。そして、ホームビデオに刻まれた人生と少年時代の鮮やかな親密さが、彼の楽曲を形作り、融合し始めることに。彼は音声をサンプリングし、過去と未来を融合させた一種の音楽的シネマトグラフィーを創造していきました。
アルバムからの最新シングル「Gumshoe (Dracula From Arkansas)」は、前シングル「Speed Freak」が私的な告白調だったのに対し、ウエスタン調のトレモロギターの音色、犬の鳴き声、家族の会話、歪んだドラムビートなどを散りばめた楽曲。ユース・ラグーンは「私の音楽を聴くと、森の中で死んだような気分にさせられると言われたことがあるけれど、正気それ以上の褒め言葉は聞いたことがありません」とコメントし、「“Gumshoe”ほど、その表現がピッタリな曲はないと思います。私は普段、純粋な愛と錯乱か、あるいはただ悪魔を追い払うために曲を書くのだけれど、この曲にはその3つの全てが揃っている…音楽における真の自由の発見に、今までで最も近づけた曲かもしれません」と語っています。