広げられた大きなノートの上を走りながら車輪で絵を描く日産NOTE。そんな日産NOTEのCM「自由帳」篇のバックに流れる、
エディ・コクランが58年に発表した「カモン・エヴリバディ」(『
ロックン・ロール・ヒーロー』ほかに収録)のカヴァー・ヴァージョン。このCMヴァージョンを演奏しているのは
ノート&ペンシルズというアーティストだそうです。このノート&ペンシルズが何者なのかは今のところ公表されていませんが、このCMで流れるヴァージョンは、8月9日に
シングル(写真)としてリリースされることが決定しています。
1960年に21歳の若さで事故死を遂げてしまったエディ・コクラン。そんなエディ・コクランの熱狂的なファンとして知られるのが
ブライアン・セッツァー。エディ・コクランが使っていたオレンジ色のグレッチ・チェット・アトキンス・モデル6120を、ブライアン・セッツァーは「同じギターが欲しかった」という純粋なファン心理で使用していますね。また、
ジョン・レノンと
ポール・マッカートニーが出会ったとき、ポールがジョンの前で披露したのが、エディ・コクランの「トゥエンティ・フライト・ロック」。その演奏に惚れたジョンはポールと音楽をやることを決意。エディ・コクランがいたからレノン=マッカートニーという最強のソングライター・チームが生まれ、そしてザ・ビートルズが結成されたと考えることもできたりするわけですねえ。強引な考えではありますが……。
ジョージ・ハリスンも「エディ・コクランのコンサートは最高だった」と発言していました。そんなエディ・コクランのヒット曲には、
ザ・フーによるカヴァー・ヴァージョン(『
ゼン・アンド・ナウ 1964-2004』に収録)でおなじみの「サマータイム・ブルース」などがあります。
そういえば、この「カモン・エヴリバディ」は
布袋寅泰もアルバム
『GUITARHYTHM』でカヴァーしていました。となると、ブライアン・セッツァーと布袋寅泰の共演(シングル
「BACK STREETS OF TOKYO」)は、エディ・コクランつながり?なんて考えたりもしちゃいますねえ。
CMの視聴できるサイトは
こちら。
※ 記事は掲載日時点での情報をもとに書かれています。掲載後に生じた動向、および判明した事柄等は反映しておりません。ご了承ください。