コチラの曲は、
ザ・ローリング・ストーンズの
「ギミー・シェルター」です。とは言っても、このCMで使われている部分はもちろん
ミック・ジャガーが歌っている訳ではなく、この曲にゲスト参加し、ミックとデュエットしたメリー・クレイトンという女性ゴスペル・シンガーが担当したパート。“シェルターをくれ”というタイトルからもわかる通り、戦争を題材にした歌詞であり、“ねぇ〜、まだ?”と聴こえる部分は“Rape(強姦)”“Murder(殺人)”と、実は非常に重い内容を歌っているのです。
この曲はストーンズの人気曲のひとつであり、1969年の傑作
『レット・イット・ブリード』(写真)に収録。近年でもたびたびライヴで演奏され、サポートの女性シンガーの見せ場になる1曲です。また、さまざまなアーティストがカヴァーしていることでも知られています。ちなみに、映画にはこの曲と
『メイン・ストリートのならず者』(72年)に収録された「レット・イット・ルース」が使用されていますが、サウンドトラック盤に収録されるのは後者のみです。
映画は、香港の
『インファナル・アフェア』(2002年)をハリウッド版としてリメイクしたもので、
レオナルド・ディカプリオ、
マット・デイモン、
ジャック・ニコルソンらの共演によるクライム・サスペンス。日本では1月20日からの公開です。なお、
日本盤は1月17日にリリースされるサントラ盤には、ストーンズのほか、
ロジャー・ウォーターズが
ピンク・フロイド時代の名曲「コンフォタブリー・ナム」を
ヴァン・モリソン、
ザ・バンドと共演したヴァージョンをはじめ、
オールマン・ブラザーズ・バンドから
ドロップキック・マーフィーズまで、さまざまなアーティストの楽曲が収録されています。
■映画『ディパーテッド』の公式HPは
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