ジャスティン・ティバーレイクを筆頭に、ロビー・ウィリアムス、サイモン・ウェッブ、ニック・カーターといった“ボーイズ・グループ”出身の男性アーティストたち。ボーイズ・グループ(ボーイズ・バンド)とは一体何か……彼らのミュージック・シーンでの活躍は、華やかなルックスだけではなくしっかりとした歌唱力とアーティスト性を身につけていたからこそ。女の子のお祭り、桃の節句にふさわしく、どんな女子も一度は夢中になったはず、のボーイズ・グループを探ってみましょう!
今をときめくボーイズ・グループ出身者といえば、やはり
ジャスティン・ティンバーレイクを無視するわけにはいきません。
バックストリート・ボーイズ(BSB)と並んでアメリカ出身のボーイズ・グループの頂点にいる
イン・シンク出身の彼。ポップなバラード曲を“胸に手を当てて”語りかけるように歌うクラシックなボーイズ・バンドであるBSBと比較しても、ダンサブルでクラブ・ミュージックの流行を上手に取り入れていたイン・シンクの活動とジャスティンの現在の音楽性にそれほどの違和感はありません。アメリカではその他に
ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックや
O-Town、
98ディグリーズ(
ニック・ラシェイ在籍)などが有名どころでしょうか。(写真はイン・シンク
『グレイテスト・ヒッツ』)
ある意味で“元祖ボーイズ・グループ”の称号にもふさわしい(!?)
デュラン・デュランの故郷であるUKは、アメリカとは異なり、昔からアーティストとして実力を発揮するボーイズ・グループが多い土地。最近、ソロで大成功した
ロビー・ウィリアムス抜きで再結成を果たした
テイク・ザットや、モデル/俳優としても活躍している
サイモン・ウェッブの
BLUEなどを聞けばUKの伝統的にボーイズ・グループはソウル・ミュージックを取り入れたUKポップなサウンド作りがとてもうまいことがわかります。また、他には
ウエストライフ、
a1(エー・ワン)、
bbmak(BBマック)などを輩出しています。(写真はBLUEのベスト盤
『ベスト・オブ・ブルー』)
日本でもかつてのアイドル然としたアイドルがほとんど見られなくなっていますね。しかし、やはりボーイズ・グループ的存在の
Da PumpがBSBの「Back to Your heart」を日本語でカヴァーしています(オリジナル曲は写真のアルバム
『ミレニアム』収録)。また、おもしろいことに
MAXもBSBの「Larger than life」を「ばら色の日々」というタイトルで、日本語カヴァーに挑戦。かつて
郷ひろみと
西城秀樹という二大アイドルが
ジョージ・マイケル(
ワム!)の「ケアレス・ウィスパー」をカヴァーしていたことを彷彿とさせます。
ボーイズ・グループが厳密に若い女性のみをターゲットにしたアイドルと異なってきたのはウエストライフやイン・シンクのメンバーがゲイであることをカミング・アウトしてきたことでも明らかですが、やはりどこかしら「アイドルじゃないぜ!」と斜に構えながらもどこかアイドル的に夢を与えてくれる古典的ボーイズ・グループをお探しの方にはインド初のボーイズ・グループだという
A Band Of Boysがオススメ!残念ながら日本での音源入手は難しいのですが、彼らの公式サイトで視聴できるPVなどは圧巻ですよ。(写真はA Band Of Boys『Gori/Yeh Bhi Woh Bhi』)
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