高い演技力と緻密に計算されたネタ作りで人気を得ているお笑いコンビ、
バナナマンが2002年に行なった単独ライヴの模様を収録したDVD
『ペポカボチャ』。お問い合わせいただいたコント「mountain」で使用されているのは、70年代初頭に活躍したフォーク・グループ、
五つの赤い風船の「もしもボクの背中に羽根が生えていたら」という曲です。ベスト・アルバム
『モニュメント〜五つの赤い風船ベスト』(写真)などで聴くことができますよ。
奇才・
西岡たかし率いる五つの赤い風船は、
岡林信康、
高石友也、
高田渡らとともに日本のフォーク黎明期を支えた重要グループ。今回ご紹介した「もしもボクの〜」以外にも、「血まみれの鳩」のような重厚なメッセージを湛えたもの、「殺してしまおう」のようなアシッド・フォークまで、そのサウンドは多岐にわたっています。
ちなみに映画
『けものがれ,俺らの猿と』(2001年公開)で使用されたサイケ・ロック・ナンバー「君はだれなんだ」も、西岡たかしを中心としたユニット“
溶け出したガラス箱”の作品。同曲を収録したアルバム
『吐痙唾舐汰伽藍沙箱』は、彼の先鋭的なサウンド・プロダクションが爆発した傑作アルバムですので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
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