日本では2月1日に公開される映画『アメリカン・ギャングスター』。
ラッセル・クロウと
デンゼル・ワシントンという、名優2人の共演が話題になっていますが、このCMで流れているのは、
ジェイ・Zの「ハート・オブ・ザ・シティ (エイント・ノー・ラヴ)」という曲です。彼が2001年に発表したアルバム
『ザ・ブループリント』(写真)に収録されています。ジェイ・Zはこの映画に大きく触発されたようで、彼の最新作は
『アメリカン・ギャングスター』というそのままのタイトル。けっしてサウンドトラック盤ではないものの、映画と彼の過去を重ね合わせた内容になっています。
なお、CMで流れる「ハート・オブ・ザ・シティ〜」は、実は純粋なジェイ・Zのオリジナルではありません。R&B/ブルース・シンガーの
ボビー・ブランド(ボビー・“ブルー”・ブランド)が、74年に発表した「エイント・ノー・ラヴ・イン・ザ・ハート・オブ・ザ・シティ」を大胆にサンプリングしたもの。ブランドのヴァージョンは
『Definitive Collection』などのベスト盤で聴くことができます。また、この「エイント・ノー・ラヴ〜」は数々のアーティストによってカヴァーされており、中でも英国のハード・ロック・バンド、
ホワイトスネイクのライヴ・ヴァージョン(
『ライヴ…イン・ザ・ハート・オブ・ザ・シティ』収録)が特に有名です。
■映画『アメリカン・ギャングスター』の日本語版公式HPは
コチラ※ 記事は掲載日時点での情報をもとに書かれています。掲載後に生じた動向、および判明した事柄等は反映しておりません。ご了承ください。