第69代横綱・
白鵬が女性シンガー・ソングライターの
Kaeとデュエットしたシングル
「アサガオ」(写真)を2月24日にリリースします。この曲で横綱はその体躯を存分に活かした歌声を披露しています。
過去にも力士が歌うCDはリリースされており、代表的な楽曲に元大関・増位山が1977年にリリースしたシングル「そんな女のひとりごと」が挙げられます。力士時代から歌手活動をしていた
増位山。「そんな女のひとりごと」のセールスは54万枚以上で、数ある“スポーツ選手モノ”の中でも郡を抜いた記録です。「そんな女のひとりごと」は昨年リリースされた
『大全集』などに収録されています。1982年には元大関の
琴風が
なかにし礼作詞の「まわり道」を発表。この曲も26万枚のセールスを記録しています。「まわり道」は2015年にリリースされたコンピレーション・アルバム
『なかにし礼と75人の名歌手たち』に収録されています。
ポップス路線では外国人力士として初の幕内最高優勝を達成した元関脇・
高見山を忘れてはなりません。高見山は1977年にアルバム『スーパー・ジェシー』をリリース(ジェシーとは高見山のあだ名)。このアルバムはアナログのみでCD化されていませんが、ディスコ・ブギィなトラックの上に、高見山のダミ声シャウトが乗る「スーパー・ジェシー」をはじめ、ファンキィな内容です。ダンス・ミュージック・ユニット、
トレメンが2014年にリリースしたアルバム
『レッツ・ゲット・ゴーイング!』には、“渋谷系力士”の異名を持つ元西前頭筆頭・敷島が“浦風親方 a.k.a DJ 敷島”としてゲスト・ヴォーカル参加。
ジョニー・ブリストルによるフリー・ソウルの定番曲「I Wouldn't Change A Thing」をウェットに歌い、“渋谷系力士”の名に恥じない洒落っ気を披露しています。
※ 記事は掲載日時点での情報をもとに書かれています。掲載後に生じた動向、および判明した事柄等は反映しておりません。ご了承ください。