2016年7月14日(金)に全国公開された
『ゴーストバスターズ』。2017年に日本公開予定の『ベン・ハー』。この2作はどちらも過去に映像化された作品ですが、『ゴーストバスターズ』は“リブート”、『ベン・ハー』は“リメイク”として新たに制作されました。
“リブート”は元の作品で重要になる核の部分は残しつつも、整合性や時系列は廃して、新たな作品を創り出すことを指します。例えば『ピンク・パンサー』シリーズの
オリジナル版では
ピーター・セラーズがクルーゾ警部を演じていますが、2006年公開の“リブート”版
『ピンクパンサー』では、セラーズが亡くなったため
スティーヴ・マーティンをクルーゾ警部役に配して、新たなストーリーを作り出しています。またSF大作
『猿の惑星』シリーズをオリジナル・ストーリーで制作した“リブート”作品
『猿の惑星: 創世記』が2011年に公開されています。
一方“リメイク”は基本的に元の作品の設定やストーリーの大筋は活かしたまま、役者やスタッフを一新させて制作された作品を指します。代表的な作品に、1960年に公開された
『オーシャンと11人の仲間』を“リメイク”した2001年公開の
『オーシャンズ11』が挙げられます。また他国の映画を“リメイク”する場合もあり、2003年に公開された韓国映画
『オールド・ボーイ』は、
スパイク・リーが2013年にハリウッド版
『オールド・ボーイ』として“リメイク”しています。
※ 記事は掲載日時点での情報をもとに書かれています。掲載後に生じた動向、および判明した事柄等は反映しておりません。ご了承ください。