1月11日に
KinKi Kidsの
堂本剛と
ももいろクローバーZの
百田夏菜子という現役トップ・アイドル同士の結婚が発表されたというニュースが世界を駆け巡りました。これを受けて、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』に
芳根京子が務める主人公の同級生役として出演した百田が、劇中で親が勧める縁談の相手について語った「15歳も上のおじさんなの」というセリフが、堂本との年齢差と一致したことでも、大きな話題を集めています。
トップ・アイドル / アーティストとして長きにわたって音楽シーンに貢献している2人ですが、ここでは堂本剛のソロ・ワークスに注目。堂本剛名義をはじめ、ENDLICHERI☆ENDLICHERI、244 ENDLI-x、美 我 空(
剛 紫)、SHAMANIPPON、
ENDRECHERIとさまざまなプロジェクトを始動させ、オリジナリティあふれる楽曲を生み出してきましたが、意外にもいわゆる恋愛としてのストレートな“ラヴ・ソング”をあまり歌ってこなかったようです。そこで“ラヴ・ソング”というよりも、“愛”にまつわる楽曲をいくつか紹介していきたいと思います。
まずは、2002年にリリースした堂本剛のソロ・デビュー・シングル「
街/溺愛ロジック」から「溺愛ロジック」を挙げましょう。「抱いて」のリフレインが印象的な、
白井良明がアレンジを手掛けたファンキーなロックンロールとなっています。
アダルトなムードが耳を惹くのが「ナイト ドライブ」。2004年リリースの堂本剛の2ndソロ・アルバム『
[síː]』に収録されたナンバーで、最後の「キスしない?キスしよう」のフレーズは、ファン悩殺必至です。
ファンク濃度や独創性の高さが中毒性を持つENDRECHERI作品からは「愛を生きて」を。愛といっても個人的な愛というよりは、普遍的な愛を歌うことが少なくない堂本が、真摯に愛の重要性を説いた楽曲で、2021年のアルバム『
GO TO FUNK』(写真)に収録されています。
4曲目は、同じく『GO TO FUNK』から「愛 scream」をセレクト。ひたすらソウルフルでファンキーなグルーヴがうねるなかを、“アイスクリーム”とのダブルミーニングや言葉遊び感あるリリックなど、堂本剛ならではの世界観で紡いだノレる楽曲となっています。
2022年の配信3部作で、昨年8月にリリースされたENDRECHERI『Super funk market』にもさまざまな“愛”(Love、あい…)の曲が収録されていますが、ここでは同アルバムの“FUNK side”から「LOVE VS. LOVE」をピックアップ。美しいハイトーンやファルセットが琴線に触れる、全編英語詞で歌われるミディアム・ファンクですが、単なる“愛”ではない、平和への願いを込めた深い推察がうかがえる楽曲となっています。
おまけとして、やはり堂本が提供したももいろクローバーZ「桃色空」(ピンクゾラ)にも触れておきましょうか。堂本が所属事務所アーティスト以外で初めて提供した、大切な命や夢を綴ったソウル・バラードで、2016年リリースのももいろクローバーZの4thアルバム『
白金の夜明け』の最後の曲として収録されています。
ファンキーなENDRECHERI「Wedding Funk」(アルバム『
LOVE FADERS』収録)を併せて聴きながら、ファンならずとも祝福していきたいですね。
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