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ヴァレンタインデー記念 チョコだけじゃない! スイーツソング

2024/02/14掲載
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スイーツがタイトルについてる曲を教えてください。
 2月14日はヴァレンタインデー。日本では本命、義理、“僕チョコ”などさまざまにチョコレートが贈られる日ですが、なにもチョコレートだけがヴァレンタインに贈るスイーツじゃない! ということで、チョコレート“以外”のスイーツに込められた意味と、それにまつわる楽曲をいくつか紹介したいと思います。

 まずは、キャンディから。以前からヴァレンタインの“お返し”となる「ホワイトデー」の定番とされてきましたが、ヴァレンタインの贈りものとしては、長く味わえることから「あなたと長く一緒にいたい」という意味なのだそう。キャンディと聞いて思い浮かべる楽曲としては、やはり、多くのアーティストがカヴァーし、“Candy, I love you”という甘いフレーズから始まる原田真二の名曲「キャンディ」でしょう。片想いしている友達“Candy”の心境を歌ったCrystal Kayの「Candy」も挙げておきましょう。

 キャラメルは口溶けても味が残り、安心することから「安心する存在」という意味があり、本命のほか家族や友達へのメッセージに添えられるとのこと。無我夢中の相手を歌ったSexy Zone「キャラメルドリーム」と、大好きな人の旅立ちを見送るちょっぴり切ない「キャラメル・ソング」をピックアップしておきます。

 クッキーは一度に多く作れ、サクサクした食感の軽やかさから「気楽な関係、友達でいよう」という意味なのは、ちょっと意外かもしれません。“クッキー”といえば、国民的ヒット曲となったAKB48恋するフォーチュンクッキー」は外せないでしょう。歌詞にもあるように、ツキを呼ぶために笑顔を見せれば、幸運が舞い込んでくるかもしれません。そのほかでは、“クッキーを焼いてくれ”と愛しい人に頼みながら、社会をシニカルに綴った尾崎豊「COOKIE」はいかがでしょうか。

 穴の開いたドーナツは“Hole”(穴)と“whole”(全部、完全に、大事な)をかけて、「あなたが大好き」というド本命の意味。ここではドーナツのド本命ソング、1996年にミスタードーナツのCMソングにもなった山下達郎「DONUT SONG」と、国生さゆり with おニャン子クラブバレンタイン・キッス」(写真)に並ぶヴァレンタイン・ソングとなった「チョコレイト・ディスコ」でも知られるPerfumeの「スウィートドーナッツ」をチョイスしましょう。

 マカロンは作るのに手間がかかり、高級感と特別感があることから、「特別な人」という意味があるそうです。カラフルなイメージに合いそうな“しょこたん”こと中川翔子の「マカロン☆ホリディ」と、“ちょっと冒険してみませんか”と問いかけるmoumoon「マカロン」をプッシュしておきます。

 結婚式の引き出物としても知られるバームクーヘンは、何層にも重なった生地が年輪に見えることから「いつまでも幸せが続きますように」という意味になったそう。それほどバームクーヘン曲は多くはないのですが、青春時代の1ページに刻まれた思い出として登場する氣志團「バームクーヘン」と、最後の「バームクーヘン食べよう」という歌詞が印象的なTHE HIGH-LOWSバームクーヘン」を挙げておきます。

 最後にキャンディ同様にホワイトデーのお返しの定番の一つとして知られているマシュマロですが、口の中ですぐに溶け、消えてしまうため「早く消えてほしい、あなたが嫌い」という意味になるとか! マシュマロ愛好家にとっては、ややこじつけの感じに困惑しそうな由来ですね。そもそも嫌いならばヴァレンタインに贈りものをしないのでは? という声が聞こえてきそうです(笑)。ここではマシュマロの“風評被害”(笑)を防ぐため、君と会える日々をマシュマロのように甘く美しいと綴ったMr.Children「Marshmallow day」と、アニメ『偽物語』主題歌で、喜多村英梨が阿良々木火憐役として歌った“マシュマロこそ正義”な曲「marshmallow justice」を選んでおきましょう。

 そのほかにも、ティラミス(元気づけて)、マロングラッセ(永遠の愛)、マドレーヌ(仲良くなりたい)などがヴァレンタインの贈りものとしての意味を持つそうです。あくまでも一説に過ぎないと思われるので、好きな楽曲とともに心を込めてヴァレンタインを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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