世界的グループへと成長したBTS、TWICEをはじめ、定期的にブームを巻き起こすK-POPシーン。2024年においても、先日来日公演も果たした00年代の“Y2K”カルチャーを採り入れたNewJeansが話題を集めています。

　日本で本格的なK-POPブームが訪れたのは、男性グループでは東方神起、BIGBANG、SUPER JUNIOR、2PM、SHINeeなど、女性グループではKARA、少女時代、Wonder Girlsなどが次々と日本に“上陸”した、いわゆるK-POP“第2世代”ではないでしょうか。日本のK-POPブームを牽引した中心のひとつがKARAで、5月よりオンエアされているお笑いコンビ“千鳥”が出演しているレイクのTV-CM「韓国」篇でも、千鳥の大悟がKARAの「ミスター」の“ヒップダンス”を想起させる踊りを披露するなど、2010年の日本デビューから15年弱が経とうとしていますが、いまだに強烈な印象を残しています。

　やはりKARAといえば“ヒップダンス”で一躍ブレイクした「ミスター」のインパクトが大きいと思われますが、2010年8月にリリースされた日本デビュー・シングル「ミスター」はチャート5位。続く「ジャンピン」も5位で、翌2011年4月リリースの日本3rdシングル「ジェットコースターラブ」で初めてチャート1位を獲得しました。4thシングル「GO GO サマー!」は惜しくも2位。以降、多くのヒット曲を放ちましたが、現時点では「ジェットコースターラブ」が唯一のシングルチャート1位となっています。

　なお、アルバムではその「ジェットコースターラブ」も収録した日本2ndアルバム『スーパーガール』が1位を獲得。初週セールス27.5万枚は海外女性グループ歴代最高で、シングル・アルバムの両チャートでの1位はノーランズ以来30年10ヵ月ぶりという快挙を達成しました。

　KARAは、2016年に事実上の解散を余儀なくされるなど紆余曲折ありましたが、2022年にギュリ、スンヨン、ニコル、ジヨン, ヨンジの5名で再始動し、デビュー15周年アルバム『MOVE AGAIN KARA 15TH ANNIVERSARY ALBUM』を発表。本格的再始動となる2024年には9年ぶりの来日公演に合わせて、7月24日（水）にシングル「I Do I Do」（写真）をリリースします。