何かのCMで、綾戸智絵が汗と涙を飛ばしながら、ピアノで弾き語って歌っている曲を教えてください。かなり力んで「アイ・リメンバー〜!」って歌っているんですけど、すごいインパクトです。
お問い合わせのCMは、日興アセットマネジメントの“ピアノ”篇ではないでしょうか。「ユメとチエと、アセとマネー。」と企業名にひっかけたダジャレのキャッチー・コピーもびっくりですが、
綾戸智絵の熱唱が映し出されるこのCM。こちらで彼女が歌っているのは、ヴォーカル・スタンダードの「テネシー・ワルツ」。デビュー以来、さまざまな形でこの定番曲を吹き込んできた綾戸智絵ですが、デビュー7周年を記念したアルバム
『SEVEN』に収録されているヴァージョンでは、CMの熱唱とは相反してピアノ・トリオをバックに、しっとりと内省的な歌声を聴かせています。
『Life』『LIVE!』など複数のアルバムに収録されているので、聴き比べてみるのも面白いかと思いますよ。
「テネシー・ワルツ」といえば、カントリー畑のミュージシャン、ピー・ウィー・キングが1948年に自身のバンドで歌ったのが最初。その後、50年代に
パティ・ペイジが取り上げ、様々なアーティストに歌い継がれ、最近では
ノラ・ジョーンズが新解釈を加えて歌っていました。
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