居酒屋ののれんをくぐって出てキメ顔をした後、お茶サワーを飲む、一見風流な着物姿(よく見ると、刀の鞘が伊右衛門のペットボトルになっている)の
舘ひろしが印象的な、サントリー「こだわり酒場のお茶サワー」のCM「こだわり衛門登場」篇が3月9日よりオンエア。
このCMで流れている曲は、
クリエイションによる「Spinning Toe-Hold」(スピニング・トー・ホールド)の替え歌カヴァーです。オリジナルは、1960年代末に
竹田和夫を中心として結成し、「ロンリー・ハート」などのヒットを持つロック・バンドのクリエーションが、1977年の3rdアルバム『
ピュア・エレクトリック・ソウル』(写真)にて発表。同年から
ドリー・ファンク・ジュニアと
テリー・ファンクの兄弟からなるプロレスの人気タッグチーム“ザ・ファンクス”の入場テーマ曲“ザ・ファンクスのテーマ”として使われました。曲名の「スピニング・トー・ホールド」は、ザ・ファンクスが用いる得意技の名前からきています。
同曲はザ・ファンクスの人気とともに親しまれ、90年代末から2000年代初期には、バラエティ番組『
笑う犬の冒険』でのコント「テリー&ドリー」にて、テリー役の
堀内健とドリー役の
原田泰造が同曲のメロディに合わせて“生きてるってなんだろ”“生きてるってなぁに?”と歌い、話題となりました。
ちなみに、上述の「Spinning Toe-Hold」や、“不沈艦”と称された
スタン・ハンセンの入場曲に用いられた一時期和製
アース・ウィンド&ファイアともいわれたブラスロック・バンド“
スペクトラム”の「SUNRISE」などは、一聴すると洋楽に思えるため、実は日本人が演奏していたと知って驚く人も少なくありませんでした。
※ 記事は掲載日時点での情報をもとに書かれています。掲載後に生じた動向、および判明した事柄等は反映しておりません。ご了承ください。