11月1日は、サンリオの看板キャラクター“キティちゃん”ことハローキティ(キティ・ホワイト)の誕生日。1974年に登場して以来、国内外で広く親しまれ、かつては“キティラー”なるマニアが生まれるなど、多くのファンがいることでも知られています。海外でも愛好家は多く、
アヴリル・ラヴィーンはセルフタイトル・アルバム『
アヴリル・ラヴィーン』にて「ハローキティ」なる楽曲を発表するなど、ジャパニーズ・ポップカルチャーのアイコンかつ“KAWAII”のシンボルキャラクターとも称されています。サンリオピューロランドがある東京・多摩市は「ハローキティにあえる街」としてさまざまなイベントを実施し、キティちゃんは京王多摩センター駅の名誉駅長にもなっています。
さて、音楽においても、
ハローキティは多くの作品を発表しています。1977年にハローキティ名義でシングル・レコード「あの子はキティ」をリリース。こちらはフォーク・グループ“
ウッドペッカー”のメンバーとして活動後、アニメ主題歌やCMソングを歌うほか、
松田聖子や
原田知世、
遊佐未森らのツアーにも参加した“フーコ”こと
藤本房子が歌唱を担当しています。「あの子はキティ」は、2005年の絵本付CD『
だいすきハローキティ』(キティ名義)や2017年の『
トイキャラポップコレクション Vol.2 ファンシー&カワイイ編』(HELLO KITTY名義)などに収録。『トイキャラポップコレクション Vol.2 ファンシー&カワイイ編』には、ほかにも「ハローキティ」「だれかとだれかキティとミミィ」「おやすみキティ」とハローキティ曲を聴くことができます。「だれかとだれかキティとミミィ」「おやすみキティ」は双子の妹ミミィ(ミミィ・ホワイト)とのデュエットで、『
巨人の星』の星明子や『あしたのジョー』のサチなどで知られる
白石冬美がキティを、『
Dr.スランプ アラレちゃん』の則巻アラレや『
魔法のプリンセス ミンキーモモ』のミンキーモモなどを代表作に持つ
小山茉美がミミィを、それぞれ担当しています。1992年リリースの『
キャラクターアルバム ハローキティ』には「あの子はキティ」をはじめとするキティ楽曲が10曲収められています。
ちなみに、“NEOかわいい”をコンセプトのひとつに掲げているガールズ・バンドの
CHAIは、「あの子はキティ」にインスピレーションを受けたのか、2017年の1stアルバム『
PINK』にて「あのコはキティ」というタイトルの楽曲を発表。
クレイジーケンバンドは2004年のアルバム『
Brown Metallic』にて「OOPS! KITTY CHANG」なる楽曲を歌っています。
2022年には、ハロー!プロジェクトのイベント「Hello! Project ひなフェス 2022」で初披露したハロプロとのコラボレーション・シングル「Hello! 生まれた意味がきっとある / ザ☆ピ〜ス!」をHELLO KITTY名義でデジタル・リリース。また、キティちゃんがDJになるというコンセプトのもと、“DJハローキティ”として「ワン・モア・タイム」「アイ・ガッタ・フィーリング」をはじめとする洋楽ヒット曲を中心にノンストップ・リミックスした『
イン・ザ・ミックス』(写真)や、“かわいくて、カッコいい”をテーマに、
浜崎あゆみ、
倖田來未、
三浦大知らのヒット曲をリミックスした『
Everybody Dance!』、2020年にゆきぽよをフィーチャーした配信シングル「Kawaii」などをリリースしています。
このほか、キティとしてのオリジナルだけでなく、サンリオピューロランドでのショーはもちろん、イベントなどでも「君の瞳に恋してる」をはじめとするカヴァー曲を歌ったりと、さまざまなキティ楽曲に触れることができますので、11月1日に推しキティソングを聴いてみてはいかがでしょうか。
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