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5月26日誕生 ビッグ・アーティスト3選

レニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)   2023/05/26掲載
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5月26日生まれ、レニー・クラヴィッツのCMに使われている有名曲が知りたいです。
 たとえば、世界的フットボールプレイヤーのクリスティアーノ・ロナウドネイマールのように、トップスターが同じ誕生日ということが時々ありますが、音楽シーンで世界的に著名なアーティストが誕生しています。そこで、今回は5月26日に生まれた世界的アーティスト3名をピックアップしてみました。

 まずは、ジャズの巨人のひとり、トランペット奏者のマイルス・デイヴィス。1926年に米・イリノイ州で生まれ、ビバップ、クールジャズ、エレクトリックジャズなどのほか、ブルースやロック、ヒップホップなどジャズの枠を越えたさまざまな音楽性を駆使してシーンを牽引し、日本では“モダンジャズの帝王”とも称されました。グラミー賞をはじめ受賞歴も数多く、『ウォーキン』『カインド・オブ・ブルー』『ビッチェズ・ブリュー』などの作品からの影響を公言するアーティストも後を絶ちません。

 次に、俳優としても活躍しているシンガー・ソングライターのレニー・クラヴィッツです。1964年に米ニューヨークで生まれ、1989年に『レット・ラヴ・ルール』でアルバム・デビュー。マドンナの「ジャスティファイ・マイ・ラヴ」やヴァネッサ・パラディの『ビー・マイ・ベイビー』などのプロデュースでも注目され、1993年の『自由への疾走』(写真)が全英1位、続く1995年の『サーカス』が全米10位とビッグヒットを連発。2008年には『ラヴ・レヴォリューション』が全米4位に。その翌年には映画『プレシャス』で本格的な俳優デビューを果たしています。

 レニー・クラヴィッツの人気曲といえば、なんといっても「自由への疾走」(「Are You Gonna Go My Way」)でしょう。日本でも日産「ウイングロード」やアサヒ飲料「ウィルキンソン タンサン」、スズキ「アルトワークス」などのCMソングや、TVやラジオ番組の挿入歌、アイキャッチやジングルなどにも起用されています。日産「ウイングロード」のCMでは「ロックンロール・イズ・デッド」や「バトルフィールド・オブ・ラヴ」といった楽曲も使用しています。そのほか、自身初のグラミー賞受賞となった「フライ・アウェイ」(アルバム『5』収録)がノエビア化粧品のCMソングに、常盤貴子深津絵里主演のドラマ『カバチタレ!』の挿入歌に「イット・エイント・オーヴァー・ティル・イッツ・オーヴァー」が起用されました。

 最後は、ファッションやその言動でも話題を呼ぶことの多い、シンガー・ソングライター / 女優のローリン・ヒルです。1975年に米ニュージャージー州で生まれ、ワイクリフ・ジョンプラズとともにフージーズを結成。1994年に『ブランテッド・オン・リアリティ』でアルバム・デビューし、2作目となる1996年の『ザ・スコア』が全米をはじめ仏・独などで1位を記録するビッグヒット。全世界で1,700万枚超のセールスを記録しました。

 その後、ソロ活動へ移行すると、1998年にソロ・デビュー・アルバム『ミスエデュケーション』(「The Miseducation of Lauryn Hill」)を発表。こちらも全世界1,500万枚超のセールスを記録し、翌年のグラミー賞では11部門にノミネート。最優秀新人賞、最優秀アルバムほか、当時女性アーティスト史上最多の5部門に輝きました。以降は、ライヴ・ツアーや他アーティストの作品への参加、フージーズの再結成などで活躍しますが、スキャンダルやゴシップなども少なくなく、ファンはソロ2作目のアルバムを待ち続けているところでしょうか。

 偉大な3名のアーティストの誕生日に合わせて、マイルス・デイヴィス、レニー・クラヴィッツ、ローリン・ヒルの楽曲を愉しんでみるのはいかがでしょうか。
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