お正月恒例の長時間ドラマ、新春ワイド時代劇の『竜馬がゆく』は、個人的なイメージからはちょっと2枚目過ぎ？な市川染五郎の竜馬でしたが、とても魅力的でした。この番組のエンディングに流れていたのはaskaの『心に花の咲く方へ』ですが、ご質問はドラマの様々なシーンを盛り上げた挿入曲の方ですね。ドラマ内で流れた曲はすべて、音楽担当の川崎真弘によるオリジナル曲です。2曲どころではないんです。なんといっても10時間ドラマ、同じメロディー・モチーフの編曲違いなど入れると、全部でCD3枚分にも及ぶ曲が使われているそうで、それぞれに特にタイトルはつけられていないそうですが、「竜馬のテーマや勝海舟、あるいは航海のテーマと云ったイメージではドラマ制作部と共通に認識する為に限定されています。」とのことですので、あえて言うならばご質問曲は“航海のテーマ”でしょう。ただ、現在の所CD化の予定はないそうで、せめてドラマのDVD化を望みたいところですが、こちらも今のところないようで‥‥残念です。

　川崎真弘についてですが「イエロー」「カルメン・マキ＆OZ」「金子マリ＆バックスバニー」等のグループでキーボード奏者として活動、84年に宇崎竜童の結成した「竜童組」へ参加しています。その後、『RAMPO』『金融腐蝕列島　呪縛』など数多くの映画音楽に携わり、高い評価を得ています。作品について詳細などは、株式会社ティンカーベルのHPをご覧下さい。Film Scoring（フィルム・スコアリング）について語るページなどもあり、興味を持たれた方はぜひチェックしてみてください。