UEFA EURO 2004の開催地ポルトガル・リスボンに向けてスクーターで旅をする選手たち。途中、同じようにリスボンに向かう選手たちが合流し、スペースを見つけようものなら、無邪気にサッカー・ゲームを始めてしまう姿が微笑ましいアディダスのCM。
このCMで使用されている曲は「It's Caper Time(Self Preservation Society instrumental)」で、こちらは1969年に公開された映画『The Italian Job(ミニミニ大作戦)』のサウンドトラックに収録されているのですが、輸入盤のみで国内盤は出ていません。
この映画のサウンドトラックを手がけたのは、
フランク・シナトラから
マイケル・ジャクソンまで、ありとあらゆるタイプのアーティストをプロデュースをするほか、マルチな活動で知られる
クインシー・ジョーンズ。81年度のグラミー賞で前代未聞の12部門にノミネートされた
『愛のコリーダ』があり、また89年には自身のアルバム
『バック・オン・ザ・ブロック』を発表し、翌年のグラミー賞で「アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、その多才な活躍ぶりは音楽界に燦然と輝いています。そんな彼が手がけたサウンドトラックの収録曲を選曲してくるあたり、アディダスのセンスの良さが感じられますね。
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