2002年に
辻仁成と電撃結婚後、活動を休止していた
中山美穂の復帰後初仕事となるキリン「茶来」のCM。彼女の柔和な表情とマッチしたCM曲は「地球はメリー・ゴーランド」というタイトルで、
ガロというグループが歌っています。
堀内護、日高富明、大野真澄の3人で70年に結成されたガロは、
CS&Nを彷彿とさせる卓越したコーラス・ワークと、洗練されたメロディで大きな注目をあつめたグループで、75年末の解散までにライヴ盤を含む8枚のアルバムを発表しています。73年に発表した大ヒット曲「学生街の喫茶店」の印象があまりにも強いためか、日本のロック史から抜け落ちている時期もありましたが、近年では
赤い鳥とならび日本のソフト・ロックの祖としての評価を確立。当時を知らない若い音楽ファンにも、その名前は浸透してきているようです。
そんなガロなんですが、残念ながらオリジナル・アルバムはすべて廃盤で、現在入手可能な作品はベスト・アルバム
『GOLDEN☆BEST〜アンソロジー1971〜1977〜』のみです。同アルバムは先述の「地球はメリー・ゴーランド」のほかにメンバーのソロ音源、未発表曲なども収録されており、ベスト・アルバムとしては申し分ない内容となっていますよ。
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