ギター、ドラム、ピアノが次々とバラバラになり、その欠片が空中で集約され1つの携帯電話が出現する……という、Sony Ericsson「ウォークマン携帯W42S」のCM。そんなクールで斬新なCMにぴったりマッチする曲は、Sony Ericssonのキャンペーン・キャラクターを務めるDef Techの「Lift Up feat.Lafa Taylor」。これは彼らの新曲ではありませんが、4月にリリースされたアルバム『Catch The Wave』に収録されている1曲です。ゆったりしたジャワイアン・レゲエ・サウンドのイメージが強い彼らには珍しい、重いビートが効いたかっこいいナンバーですね。そして、この曲でフィーチャーされているLafa Taylor（ラファ・テイラー）ですが、「誰？」という疑問の声が聴こえてきそうなので、彼についても調べてみました。

　Lafa Taylorとは、Def techのShenも所属するE.D.O.というヒップホップ・グループのMC兼ビート・ボクサー。この曲で聴こえるクールなビートは、実は彼が繰り出していたビート・ボックスだったんですね。Def Techの二人は、彼のことを“Def Tech3号”と呼ぶほど、信頼をよせているアーティストのようです。Lafa Taylor単独のリリースは残念ながら今のところないようですが、E.D.O.のシングル「BLACKLIST」が2006年2月にリリースされています。こちらも是非チェックしてみてください。

　そんなニュー・アルバムも好調なDef Techですが、6月に彼らが監修したジャワイアン・コンピレーション『Def Tech Presents Jawaiian Style Records』を「Ehukai」 「Laniakea」 「Haleiwa」 「Waimea」というシリーズで、4タイトル同時にリリースしています。彼らが影響を受けた洋邦のハワイアン／レゲエのアーティストを厳選して収録。Def Techで初めて“ジャワイアン”に興味を持った方から、コアなレゲエ・ファンまで楽しめる“ジャワイアン最強盤”といえるのではないでしょうか？

CMが視聴できるサイトはこちら。