ミシンでカーテンを縫ったものの丈が足りなかったり、届いた目覚まし時計をじっと見つめたり。そんな何気ない日常が描かれた小西真奈美の出演するハウスメイトのCM。そのバックに流れる楽曲は、バッハの「主よ人の望みの喜びよ　カンタータ第147番」。そして、このCM曲を演奏しているのはQ., indiviになります。ふわっとした歌声がとても心地いいですよね。しかし、残念ながらCDの発売予定などは発表されていません。

　このQ., indiviは、YUKIの「JOY」をはじめ、HALCALI、AMADORIなどのサウンド・プロデュースや楽曲提供を行なっている田中ユウスケを中心に結成されたユニット。ヴォーカルを務める及川リンは、映画『嫌われ松子の一生』や『ハチミツとクローバー』のサントラにも参加し、現在はSweetBlanketというユニットでも活動中です。また、彼女は数多くのCMで作詞を手がけたり、その歌声を披露しているので、もしかしたらその歌声などに触れたことのある人も多いのではないでしょうか。リサーチ・コーナーでご紹介したcanonのデジタルビデオカメラのCM曲の作詞を手がけたのも、実は彼女なんですよ。

　そんなQ., indiviは、京セラの携帯電話「W21K」「W31K」のCMで使われた楽曲を収録した『ComeBAby.、EP』（写真）を7月26日にリリースし、現在はニュー・アルバムの製作中とのこと。次のアルバムにこのCM曲が収録されるかは不明ですが、やっぱり収録されることを望んじゃいますよね。

　最後に田中ユウスケが以前に組んでいたユニット、シガレットもチラッとご紹介。現在、ミス・ワンダとして活躍するmikaとの2人組ユニットだったこのシガレットでは、カヒミ・カリィやジェーン・バーキンを彷彿させるウィスパー・ヴォイスで、ロジャー・ニコルズやハーパース・ビザールのようなソフト・ロック・サウンドを披露しています。こちらもオススメです。

　CMが視聴できるサイトはこちら。