この10月からボーダフォンがソフトバンクモバイル株式会社へと名称が変更されることになり、双方のロゴマークによるものと、孫正義社長のメッセージによるクレジットのみで構成されたシンプルな企業CMが現在放送中。そちらで使用されているのは
エアロスミスの「ウォーク・ディス・ウェイ」です。75年発表の3rdアルバム
『闇夜のヘヴィ・ロック(Toys In The Attic)』(写真)のほか
、『アルティメイト・エアロスミス・ヒッツ』(2002年)などのベスト・アルバムに収録されています。また、この曲は日本テレビ系『踊る!さんま御殿』のエンディング・テーマとしても長らくお馴染み。「お説教」という強烈な邦題もファンの間では知られるところです。
一度聴いたら忘れられないギター・リフ、思わず体が動き出す彼ら特有のファンキーなグルーヴ、そして
スティーヴン・タイラー(vo)の天才的なリズム感による唄いまわしと、バンドの魅力が詰まった名曲中の名曲で、現在でもライヴではクライマックスに演奏されています。また、86年にはヒップホップ・グループの
RUN D.M.C.がカヴァーして大ヒット。そのレコーディングとビデオ・クリップにはスティーヴンと
ジョー・ペリー(g)が参加し、エアロスミスが一時の低迷期から脱出するきっかけとなったのは有名な話です。ちなみにこのRUN D.M.C.のヴァージョン、歌詞の言葉じりを強調してヒップホップ調にしているとはいえ、非常にオリジナルに忠実。つまり、スティーヴンは今から30年以上も前にラップを披露していたということ……?
なお、エアロスミスは新曲入りの最新ベスト
『Devil's Got A New Disguise』を日本でも11月1日に
発売。恐らくこの「ウォーク・ディス・ウェイ」も収録されるとは思いますが、現時点で国内盤の曲目は未定です。
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