リサーチ

ボーイズ・グループとは?

2007/03/02掲載
はてなブックマークに追加
ジャスティン・ティバーレイクを筆頭に、ロビー・ウィリアムス、サイモン・ウェッブ、ニック・カーターといった“ボーイズ・グループ”出身の男性アーティストたち。ボーイズ・グループ(ボーイズ・バンド)とは一体何か……彼らのミュージック・シーンでの活躍は、華やかなルックスだけではなくしっかりとした歌唱力とアーティスト性を身につけていたからこそ。女の子のお祭り、桃の節句にふさわしく、どんな女子も一度は夢中になったはず、のボーイズ・グループを探ってみましょう!
 今をときめくボーイズ・グループ出身者といえば、やはりジャスティン・ティンバーレイクを無視するわけにはいきません。バックストリート・ボーイズ(BSB)と並んでアメリカ出身のボーイズ・グループの頂点にいるイン・シンク出身の彼。ポップなバラード曲を“胸に手を当てて”語りかけるように歌うクラシックなボーイズ・バンドであるBSBと比較しても、ダンサブルでクラブ・ミュージックの流行を上手に取り入れていたイン・シンクの活動とジャスティンの現在の音楽性にそれほどの違和感はありません。アメリカではその他にニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックO-Town98ディグリーズ(ニック・ラシェイ在籍)などが有名どころでしょうか。(写真はイン・シンク『グレイテスト・ヒッツ』)

 ある意味で“元祖ボーイズ・グループ”の称号にもふさわしい(!?)デュラン・デュランの故郷であるUKは、アメリカとは異なり、昔からアーティストとして実力を発揮するボーイズ・グループが多い土地。最近、ソロで大成功したロビー・ウィリアムス抜きで再結成を果たしたテイク・ザットや、モデル/俳優としても活躍しているサイモン・ウェッブBLUEなどを聞けばUKの伝統的にボーイズ・グループはソウル・ミュージックを取り入れたUKポップなサウンド作りがとてもうまいことがわかります。また、他にはウエストライフa1(エー・ワン)bbmak(BBマック)などを輩出しています。(写真はBLUEのベスト盤『ベスト・オブ・ブルー』)

 日本でもかつてのアイドル然としたアイドルがほとんど見られなくなっていますね。しかし、やはりボーイズ・グループ的存在のDa PumpがBSBの「Back to Your heart」を日本語でカヴァーしています(オリジナル曲は写真のアルバム『ミレニアム』収録)。また、おもしろいことにMAXもBSBの「Larger than life」を「ばら色の日々」というタイトルで、日本語カヴァーに挑戦。かつて郷ひろみ西城秀樹という二大アイドルがジョージ・マイケル(ワム!)の「ケアレス・ウィスパー」をカヴァーしていたことを彷彿とさせます。

 ボーイズ・グループが厳密に若い女性のみをターゲットにしたアイドルと異なってきたのはウエストライフやイン・シンクのメンバーがゲイであることをカミング・アウトしてきたことでも明らかですが、やはりどこかしら「アイドルじゃないぜ!」と斜に構えながらもどこかアイドル的に夢を与えてくれる古典的ボーイズ・グループをお探しの方にはインド初のボーイズ・グループだというA Band Of Boysがオススメ!残念ながら日本での音源入手は難しいのですが、彼らの公式サイトで視聴できるPVなどは圧巻ですよ。(写真はA Band Of Boys『Gori/Yeh Bhi Woh Bhi』)
※ 記事は掲載日時点での情報をもとに書かれています。掲載後に生じた動向、および判明した事柄等は反映しておりません。ご了承ください。
最新リサーチ
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
[インタビュー] ソウル&ファンク・ユニットMen Spyder 初のEPを発表[インタビュー] KMC 全曲O.N.Oによるビート THA BLUE HERBプロデュースの新作
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015