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あつまれ!ねずみアーティスト

2008/01/18掲載
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今年は子年。“ねずみ”を冠するアーティストが大躍進するであろう!という非常に安直な観点から、ねずみアーティストを集めてみました。
あつまれ!ねずみアーティスト
○Modest Mouse
 ねずみアーティストと言えばこのバンドの名前が浮かぶ方が多いのではないでしょうか。昨年は元スミスジョニー・マーが加入してから初となるアルバム『生命の大航海』がビルボード初登場1位、エビちゃんのCMでおなじみの海外ドラマ『The OC』に出演、サマーソニック07での来日など、話題に事欠かなかったモデスト・マウス。もはや“米インディー・ロック”という前置きは不要、バンドとしての味がぐんと増してきた彼ら。今年も要注目です!

Mouse On Mars
 火星産のねずみも負けてはいません。2007年はザ・フォールマーク・E.スミスとガッチリ組んだ新ユニット、ヴォン・スーデンフェッドでのアルバム『トロマティック・リフレクションズ』をリリースし、老若男女問わず支持を得たマウス・オン・マーズ。自身のレーベルsonigも快調にキテレツなリリースを続けています。一昨年発売、目下の最新作『ヴァルシャルズ』マイク・パットンのIpecac recordingsよりリリースされたことで、米国での活躍が増えるかもしれませんね。

○De De Mouse
 日本のねずみと言えば、オリエンタルかつノスタルジックな、キラメキのエレクトロ・サウンドで人気鰻登りのデ・デ・マウス。昨年1月に1stフル『tide of stars』、8月にはミニ『east end girl』をリリース。本年はスタジオジブリ作品で使用された楽曲のカヴァー曲のみで構成されたコンピレーション『キラキラジブリ』(HMCH-1012 \2,100(税込)、2月20日発売)への収録が決定しています。キラキラと言うからにはやはりDe De Mouse、「耳をすませば」より「カントリーロード」でトリを務めます。発売が楽しみですね。

○Danger Mouse
 何かと怒られてしまう、お騒がせねずみ。2004年にビートルズ“ホワイト”アルバムジェイ・Z『ザ・ブラック・アルバム』をマッシュ・アップした『グレイ・アルバム』が議論を巻き起こし一躍有名となってしまった彼ですが、その後はゴリラズのプロデュース、鉄仮面で有名なMF DOOMとのデンジャー・ドゥームや、シー・ローと組んだナールズ・バークレイなどで大活躍。近年はなんと、もはや伝説のアイク・ターナー、ブルージーなサウンドで人気のギター・ドラムのロック・デュオ、ザ・ブラック・キーズと組んだアルバムを制作中と報じられましたが、アイク・ターナー死去のため一時頓挫。しかし、めげずに制作を続け、本年4月、『Attack & Release』というタイトルでNonesuch Recordsよりリリース予定とのこと!

Mouse On The Keys
 そして今年最も注目すべきねずみ、日本きっての豪腕ドラマー川崎昭とアメイジング鍵盤プレイヤー清田敦によるドラム・鍵盤デュオ、Mouse On The Keys。現代音楽のエッセンスをアーバンなグルーヴで包んだアダルティな楽曲でありながら、ハードコアを通過した破壊力も兼ね備えたサウンドは正に唯一無比。昨年、待望の初ミニ・アルバム『sezession』をリリース。それに伴なうtoe、kowloonとの東名阪リリース・ツアーも成功裏に終わり、ノリにノッている彼ら。オリジナルの映像を駆使した美しいステージングや、鍵盤を弾きながら叩き出すタイトかつハードヒッティングな川崎のドラミングなど、ヴィジュアル面も要注目!

○そのほか、毎年リリースを連発するブレイクコア界の常連Doormouse元気ロケッツ平井堅のリミックスで注目のメタルマウスなども2008年大活躍しそうなねずみですね。元ヴァルーカーズのヴォーカル“Rat”が加入し、一昨年シングル『Beginning Of The End』 をリリースした新生ディスチャージも順調に活動中!今年はぜひアルバムを聴きたいところですね!できれば来日も!
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