アカデミー賞の前日に授賞式が開催され、前年の“最低”映画に送られる映画賞〈ゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)〉。今回最低男優賞 / 最低女優賞の最多受賞者を調べてみました。
最低男優賞を最多受賞しているのは
シルベスター・スタローンで、受賞回数は4回。1984年に『クラブ・ラインストーン / 今夜は最高』で初受賞すると、1985年には当時史上初となる2年連続受賞を達成するなどまさに“キング・オブ・ラジー賞”に相応しい成績を残しています。
最低女優賞の最多受賞者は
マドンナ。5回受賞し、それまで女帝として君臨していたボー・デレクの3回受賞を上回っての記録達成です。なおマドンナの5回受賞は男女ともに最多記録。スタローンとマドンナはそれぞれ20世紀最低主演男優賞 / 20世紀最低女優賞も受賞。映画史にその名を刻んでいます。
2015年の最低映画が決定する〈第36回ゴールデン・ラズベリー賞〉の結果は、2016年2月17日に開催される授賞式で発表になります。現在最低男優賞を3回受賞している
アダム・サンドラーが
『靴職人と魔法のミシン』『ピクセル』で最低男優賞にノミネートされており、受賞すればスタローンの大記録と並びます。
授賞式前に愛すべき“最低映画”を見返してみるのもいいですね。
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シルベスター・スタローン最低男優賞受賞作品『クラブ・ラインストーン / 今夜は最高!』(1984)
『ランボー / 怒りの脱出』『ロッキー4 / 炎の友情』(1985)
『ランボー3 / 怒りのアフガン』(1988)
『刑事ジョー / ママにお手上げ』(1992)
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マドンナ最低女優賞受賞作品『上海サプライズ』(1986)
『フーズ・ザット・ガール』(1987)
『BODY / ボディ』(1993)
『2番目に幸せなこと』(2000)
『スウェプト・アウェイ』(2002)
写真は『ロッキー DVDコレクション』※ 記事は掲載日時点での情報をもとに書かれています。掲載後に生じた動向、および判明した事柄等は反映しておりません。ご了承ください。